こんにちは、きたはちです。
『惰性67パーセント』は集英社『ウルトラジャンプ』で2014年から連載中の紙魚丸さんのマンガです。
紙魚丸さんは成年誌でデビューしています。
『惰性67パーセント』がエロだらしなくておもしろい理由
こんな内容になっています。
・『惰性67パーセント』のあらすじ【ネタバレなし】
・『惰性67パーセント』がエロだらしなくておもしろい理由4選
①スキの甘さとだらしなさがリアル
②女性が主人公なので女性にもおすすめ
③画力が高い
④美術をからめた下ネタがおもしろい
『惰性67パーセント』のあらすじ【ネタバレなし】
美術系の女子大生・吉澤みなみ(メガネ巨乳)と、その仲間たちの日常を描いています。
勉強も就職もまじめに考えていない大学生たちが、ただただ日々を過ごします。
もちろんエッチな場面もありますよ?
美術大学特有のスケッチだとか造形美術の制作背景とかもたまに出てきます。
若い男女がそろっていながら、あまり恋愛要素が出てこないところがイマドキです。その割に妄想だけがふくらんでいます。
笑いと妄想が入り混じる日常の中で、
くだらないことで盛り上がったり、
大したことのないことであわてふためいたりするような、
友達とムダに時間を過ごすことがいとおしく思えるマンガです。
『惰性67パーセント』がエロだらしなくておもしろい理由
『惰性67%パーセント』がエロだらしなくておもしろい理由は4つです。
①スキの甘さとだらしなさがリアル
②女性が主人公なので女性にもおすすめ
③画力が高い
④美術をからめた下ネタがおもしろい
①スキの甘さとだらしなさがリアル
『惰性67%パーセント』には大学生のスキの甘さとだらしなさがリアルに描かれています。
偶然着替えてるところに居合わせてしまったとか、
酔っぱらった翌日に記憶とばしてパンツはいてないとか、
勝手に人の家にあがりこんでだまってゲームするとか、
そんな経験したことありませんか?
怠惰な大学生活を送ってきた人にとってのあるあるネタがそこかしこにちりばめられています。
女子大生もそんなに完璧な人だけではなくて、だらしなく生活している人もいるんじゃないかと思わせてくれます。
かといって、ひたすらいやらしいわけではないですよ。あくまで話の主軸は日常です。
日常の中にふいに出てくるエッチなのでそれが引き立ちます。
また、そこに出てくる男子もバカでいい味出しています。
女子は、「こんなんじゃ興奮しないだろ」とふざけてやっていることに、男子はけっこう本気で興奮してたりします。
気を付けたほうがいいです、コイツら。
②女性が主人公なので女性にもおすすめ
女性が主人公というところもいいです。
男性目線でのエロさを描いた作品はありますが、女性が主人公のものはなかなかないんじゃないでしょうか。
「こんなアホな男子いたな」とか
「こんなことで興奮してたんだ」とか思って、
大学生活を懐かしみながら女性が読むのもいいんじゃないでしょうか。
大学生以下の女性は、
「こうはならないように気をつけよう」
と思いながらも笑って読んでください。
③画力が高い
紙魚丸さんは画力が高く、女性の体の描写が本当にうまいです。
そこにごま油とか、露出度高めの黒い下着など絶妙なアイテムをトッピングしています。
背景もうまいです。
大学生の話なのに大学は全然出てこなくて、背景としては主人公の吉澤のアパートがよく出てくるのですが、玄関先のさびれた感じとかよく出ています。
外の様子は写真も参考にされているとは思いますが、室内の様子もちゃんと描かれています。
4巻にしてはじめて大学がでてきますが、調べてみたところモデルは東京造形大学みたいですね。特徴的な入り口がそっくりそのままです。
作者の紙魚丸さんはTwitterで、
「町田もあるけど茨城も混ぜてるからわからないと思う」
みたいな発言をしています。
東京造形大学は八王子ですが、町田よりなのでたぶん間違いないですね。
造形の作り方とか、ヌードデッサンの授業の裏側とか出てくるので、紙魚丸さん自身が卒業生なのかもしれません。
④美術をからめた下ネタがおもしろい
『惰性67パーセント』では、ただ理由もなく女性の登場人物のはだかが出てくるわけではなく、
エロマンガのアシスタントのバイトをしているので仕方なくとか、
勉強のために大人のおもちゃを買ってくるとか、
ちゃんと理由があってエロが出てくるところがいいです。
いや、ただハダカになってるときもあるんですが。
一回ちょっと石膏で型とってみるかとか、
粘土で一回作ってみるかとか、
「造形物を作るときはこういう材料を使うんだ」
という気づきがあって結構勉強になります。
いや作りませんけども。
まとめ
『惰性67パーセント』は大学生活を一度でも経験したのであれば、懐かしいと思えるマンガです。
アホでムダな時間を過ごしましたが、
私の場合は大学での思い出が一番あざやかでしたし、楽しかったです。
あまり連絡をとりあっていませんが、
今、友達といえる人も大学時代の友人たちです。
『惰性67パーセント』はただただ笑えてちょっとエッチなマンガですが、
同時に、恋をしたり、勉強したり、青春したりするだけが輝かしい思い出ではないということを教えてくれますよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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