「ダンジョン飯」が最近つまらない
というウワサを目にしました。
そこで、「ダンジョン飯」の魅力紹介となぜつまらなくなった(といわれている)か
検証してみました!
10巻とファンブックの感想はこちら↓
『ダンジョン飯』の魅力とつまらなくなった理由
『ダンジョン飯』の魅力
・着眼点
・1話完結
・ギャグパートがおもしろい
・モンスターが料理になるまでが独創的
つまらなくなった理由
・シリアスになったからつまらない
・なんかもうあんまり食べてない
反論~「ダンジョン飯」はこう楽しめ!~
『ダンジョン飯』概要
ダンジョン飯は『ハルタ』(KADOKAWA)で2014年から連載中の九井諒子さんのマンガです。
ロールプレイングゲームの世界を舞台に、モンスターをおいしく調理して食べてしまうグルメアドベンチャー漫画です。
最新刊は9巻です。
このマンガがすごい!2016・オトコ編第1位など数々の賞を受賞しています。
主な登場人物とあらすじ(ネタバレなし)
ライオス/戦士・トールマン(人間)
本作の主人公・男です。
ダンジョンでパーティーとともに強敵・赤竜に遭遇し、戦いを挑みますが、
妹のファリンが赤竜に食べられてしまいます。
赤竜から命からがら逃げだしましたが、多くの仲間がはなれていってしまいました。
妹のファリンを助けだすために、残ったマルシル、チルチャックとともに、再びダンジョンに入ります。
マルシル/魔法使い・エルフ
マルシルはエルフ・女の魔法使いです。
魔法使いとしての知識は豊富なようですが、おっちょこちょいでよく危険な目にあいます。
チルチャック/シーフ・ハーフフット
チルチャックはハーフフット・男のシーフです。
ハーフフットとは小柄な人型種族のことで、ほかのファンタジー作品ではハーフリングと呼ばれています。
わな抜けやかぎ開けを得意としています。
センシ/戦士・ドワーフ
ファリンを助けるため、ダンジョンに入ったライオス一行はセンシというドワーフの男戦士と出会います。
センシはモンスター食については初心者のライオスたちに正しいモンスターの食べ方(?)を教えます。
モジャモジャのひげで背中には大きな中華鍋のようなものを背負っています。
『ダンジョン飯』の魅力
着眼点
ドラクエなどのRPGをやっていて、
「ゲームの中の主人公ってご飯とかトイレとかどうしてるんだろう?」
と思いませんか?
「ダンジョン飯」は、
「もしモンスターが食べられるとしたら」
というところに目をつけたところが新鮮です。
1話完結
『ダンジョン飯』は1話完結になっています。
そのためサクッと読むことができます。
ちなみに第1話のタイトルは「水炊き」です。
モンスターと戦いで、バトルもののような緊迫と興奮が高まりますが、
料理して食べたところで、
「ふー」
と話に一区切りがつきます。
ギャグパートがおもしろい
ダンジョン飯はいい意味で長いコントみたいなところがあいます。
ボケとツッコミ、リアクション芸がいいテンポで展開します。
絵もコミカルでくどくないです。
九井さんの絵がかわいらしくておしゃれだからでしょうか。
モンスターを食べることに積極的なライオスとセンシの2人がボケ役だとしたら、
モンスター食にうしろ向きのマルシルとチルチャックがいいツッコミ役になっています。
ライオスとセンシは役割としてはちょっと違います。
センシは健康面や有用性を考えてモンスター食をすすめているようですが、
ライオスはただひたすらモンスターを食べてみたいだけでちょっと変態チックです。
マルシルとチルチャックもやはりそれぞれの役割が違います。
マルシルはモンスター食に派手な拒否反応をしめすリアクション担当です。
チルチャックはちょっと斜に構えてるけど基本的には常識人といった感じです。
この4人のお笑いカルテットが本当にいいチームです。
モンスターが料理になるまでが独創的
タイトルに「飯」とついているくらいですから、グルメ要素はこのマンガにはかかせません。
大サソリとお化けキノコを食べるはなんとなくわかるのですが、
スライムはどういう風に食べると思いますか?
一回干してから寒天みたいにして食べます。
想像もつかないような方法でモンスターを料理にしてしまうところがこの作品のみどころです。
つまらなくなった理由
シリアスになったからつまらない
ダンジョン飯のサクッと読めて笑えるところが好きだった人にとっては、
ダンジョン飯のシリアス展開はちょっと期待はずれに思うかもしれません。
なんかもうあんまり食べてない
「ダンジョン飯」は「モンスターを食べる変わったグルメ漫画」なので、
その「ダンジョン飯」でモンスターを食べるシーンがなくなったら、
そもそも「ダンジョン飯」でもなんでもなくなっちゃうと思いますよね?
反論~「ダンジョン飯」はこう楽しめ!~
「飯」も主役だけど「ダンジョン」も主役!
結論から言うと、「ダンジョン飯」にとって
「グルメ漫画」というのは一つの側面でしかないです。
「ダンジョン飯」はグルメ漫画でもありますが、ダンジョンの話でもあります。
主人公たちが冒険するダンジョンは、
冒険者の欲望を栄養にどんどん成長する魔術がかかっています。
ライオスたちがダンジョンのヒミツに迫っていくところがみどころです!
九井諒子が作るRPG的な設定や世界観
九井諒子さんは短編集でさまざまなファンタジー作品を残しています。
笑えるものから、考えさせられるものまであります。
というか、九井さんの作品はほぼゲームのRPGの世界を土台にしたファンタジー作品です。
登場人物やダンジョンの設定、モンスターの設定などを細かくみていくと、
九井さんのファンタジー愛を感じます。
グルメ以外の「ダンジョン飯」の世界観にも注目してみてください!
まとめ
「ダンジョン飯」はたしかに初期よりはカジュアルでなくなったような気はしますが、
「食」という大きなテーマからははずしていないし、
やっぱりコメディーパートのハチャメチャ感は笑えます。
ライオス一行にも注目ですが、物語が進むにつれて広がっていくまわりの世界観のつくりこみも注目です。
9巻ではあのキャラも活躍しますよ?
さあ、九井諒子さんがつくったこのダンジョンに迷い込んでみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
コメント
個人的にはつまらなくなってきました
なんかシリアスなのも微妙にどろっとしてて陰険で
この人の短編の時はむしろ味だったんですが長編でやられると怠い
それと飯がまずそうなのが増えてきたんですよね
リビングアーマーもおいしそうに調理してたときはすげーって思いましたけど
クラーケンの寄生虫あたりからまずそうか、肉をただ焼いてるだけで
さすがにネタも切れてきたんだと思いますが。
コメントありがとうございます。
クラーケンって3巻ですよね。結構序盤すね(;’∀’)
最初の方向性からは変わってると思いますね。
2度楽しめると思って読んでます。