ひさまつえいとさんのマンガ「アイムアグリーバー!」完結となる4巻が12月15日に発売されました!おめでとうございます!
絵もうまいし、歌とダンスの楽しさが伝わってくる青春物語。海外ドラマ『glee』と『アイドルマスター』や『アイドリッシュセブン』をマッシュアップさせたようなストーリーですね。アイドルグループの話はありますが、男女混成は意外となかったんじゃないでしょうか。そういう意味で画期的な物語だと思います。
登場人物たちがキラキラしてて読んでいて楽しくなりますよ。購入してよかったです。
あらすじや登場人物、魅力など紹介していきます。
アイムアグリーバー! あらすじ
高校生の新堂三六は、幼少期のトラウマによって常に“普通”であることを意識して生きていた。そんなある日、ショッピングモールのステージで歌う謎の少女・カナリアと出逢う。この運命的な出逢いから、彼の日常は変わっていく…。歌とリズムが繋ぐ、青春ボーイ×ミーツ×ガールストーリー、開幕の第1巻!
アイムアグリーバー!(1) Amazon商品詳細ページより
主人公の三六とカナリア(利亜)が高校でグリー部を立ち上げる青春物語です。音楽や歌声の聞こえないマンガで、これだけ歌声の素晴らしさや声の特徴を表現できるのはすごいと思います。次から次へと面白いキャラクターが出てきてワクワクするんですよね。
主な登場人物
新藤三六
主人公。類まれな声量の持ち主。自分では目立たないように振舞っているつもりだが、髪を染めたり、ピアスを開けたりして風貌としてはかなり目立つ。好きなアーティストの真似らしい。179cm、65kg。
叶利亜
アメリカ帰りの帰国子女。天真爛漫で歌とダンスが大好き。三六との出会いをきっかけにグリー部を立ち上げようとする。
宇多川唄子
図書委員。メガネで大人しい。普段は声が小さくて聞き取れない。
太田研二
通称「オタケン」。アニメ『聖プリ』のオタク。
魅力①キャラクターが立ってる!
とにかくキャラクターが立ってていいですね。登場人物は紹介した4人の他にもたくさん出てきますが、みんなそれぞれに個性があって素敵ですね。イケメンもそれぞれ違う個性があります。キャラクターが輝いて見えるのはそれぞれにちゃんとストーリーを作っているからです。それぞれのキャラクターにトラウマやコンプレックスがあるんですが、歌やダンスを通じて心を開いていく過程がいいんですよね。
ぼくが好きなのはオタクの太田研二くんですね。
オタクということを自覚して学校では自分を抑えているんですが、グリー部の仲間になることで性格も少しオープンになります。自分が好きなものに正直になっていく姿が読んでいてうれしくなります。イケメンばっかりじゃないのも好感が持てますね。
魅力②ひさまつえいとさんの絵がうまい!
個性あふれるキャラクターをより引き立てているのがひさまつさんの絵です。イケメンも美少女も魅力的。背景、効果までしっかり描かれていますね。
ひさまつさんは「久松エイト」の名前でBL作品も描いてきました。イケメンキャラがお手の物なのも納得です。
強弱のある線が美しいですね。キャラクターの表情も豊かだし、ギャグシーンのデフォルメされた絵もかわいいです。
吹き出しやトーンの効果で歌声の魅力が伝わってくるのがすごいんですよね。登場する曲も、既存のものではなくてちゃんとそれっぽい歌詞になっているのもこだわりが感じられます。
魅力③ありえないけど世界観に合ってる!
キャラクターだけ見ると「こんなヤツいるわけない」と思うんですが、その世界ではちゃんと成立しているのがいいんです。
たとえば、突然ショッピングモールのステージで歌って踊り出したり、オタクが「それがし」とか言ったりするんですが、現実にはそんな人いないですよね。(「それがし」はいるかもしれませんが。)
しかし、「アイムアグリーバー!」の世界の中だと、ちゃんとそれぞれ成立するキャラクターに見えるんです。アニメっぽいキラキラした世界観に派手派手なキャラクターがよくマッチしてるんですよね。
打ち切り感は残念…
4巻で完結してはいますが、回収されていない伏線があるのは残念ですね。おそらく打ち切りなんだと思います。最後の落としどころは個人的には好きですけどね。
続編を期待したいですね。それこそ『アイドルマスター』みたいに育成ゲームになって、プロデューサーが登場人物たちをデビューさせる話になったら流行りそうなんですけどね。LINEコミックスだからメディアミックスもやりやすそうですが。関係者の方、見てくださっていたら企画書作りますのでひと噛みさせてください!
まとめ
「アイムアグリーバー!」はキャラクターに個性があってキラキラした青春物語です。『アイドルマスター』や『アイドリッシュセブン』が好きな人におすすめですね。ぜひ読んでみてくださいね。
「アイムアグリーバー!」はLINEコミックスから全4巻で発売されています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
コメント