6~10巻以内完結

いまさら聞けない!AKIRAの予言とは?オリンピック・コロナ

「AKIRAはオリンピックの中止を言い当てた!」

「AKIRAはコロナウイルスを予言していた!」

「アキラってなに?アキラ100%?」

「そもそもAKIRAってなに?」

という人にもわかるようにAKIRAの概要とウワサについて検証してみました!

こんにちは、きたはちです。

AKIRAは高校生くらいのときに全巻揃えてずっと持っています。

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AKIRAのオリンピック延期・コロナ予言の根拠

AKIRAは1984年から1993年まで発行されていた大友克洋さん原作のマンガです。

単行本はフリマサイトでプレミアがついているみたいですね。

あなたは、AKIRAの中で、オリンピックが中止になることが物語の中で語られたり、

コロナという名前でなくても新型ウイルスが蔓延するような描写が出てきたりすると思っていませんか?

実は、物語の中で触れられているところはないんです。

それではなぜこんなうわさが出たのか、理由についてまとめてみました。

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オリンピックの「中止」について

さて、本題ですが、

オリンピックの中止について実際に描かれている場面はあるんでしょうか。

結論から言うと、あります。

それは第2巻の序盤のある1コマで

「オリンピックまであと〇〇日」という看板に

「中止」と落書きされているところです。

ただ、物語を読み進めるとその原因は

オリンピックの会場予定地である事件が起こったからと推測できます。

時期としては、たしかに2019年からはじまって2020年にまたがるまでの設定ですが、

AKIRAの物語中で、政府がオリンピックを中止の判断をするとか、その原因が感染症だとかいう展開はセリフとして出てくることはありません。

ウイルス性感染症については触れられていない

AKIRAの本編でウイルス性感染症について出てくるところはあるんでしょうか。

この答えは✖です。

「本編には」感染症について触れられているところはありません。

それでは、なぜ「コロナウイルスを言い当てた」などと言われているのでしょうか?

それは3巻の最後のページ、次巻予告の部分です。

デザインとして新聞が使われており

そこに、かくれてよく見えないのですが

「WHO」

「感染症」

の文字があるのです。

「よく見つけたなあ」

と思いますが、ちゃんと物語を読んでいれば、

それが新型のウイルスによるものではないとわかるかと思います。

おそらくギッタンギッタンのボッコンボッコンになって

衛生的にわるくなってしまったことによる大腸菌とか破傷風のたぐいでしょう。

確かにその後、BC兵器(科学兵器)とかが出てきますが、

コロナと結びつけるのにはちょっとこじつけのような気もします。

オリンピックにしろ、コロナにしろ、ストーリーの重要な部分には関係ありません。

オリンピックはまだ本編の中の1コマでしたが、

コロナについては「感染症」と書かれているだけで本編ですらありません。

AKIRAの概要

AKIRAは1982年から1990年まで講談社の「週刊ヤングマガジン」で連載されていました。

作者は漫画家・映画監督の大友克洋さんです。

単行本は大判サイズ全6巻ですが、国際版をはじめ、いろいろなバージョンが出ています。

大判サイズの単行本は第1巻の初版から35年以上経った現在でも出版されています。

たぶん知らない人は勘違いすると思うんですが、

主人公はアキラ君じゃありません。

AKIRAあらすじ【ネタバレなし】

第3次世界大戦が起き、壊滅的な被害が出た東京―。

その37年後、2019年「ネオ東京」

主人公の不良少年・金田たちバイクのチームの前に

超能力を持った老人のような顔の少年が現れる。

同じバイクのチームで幼なじみの鉄男が同じような超能力に目覚め、暴走。

「ア・キ・ラ」とは?

第3次世界大戦、そして超能力を持った子どもたちとどんな関係が?

さまざまな謎をはらみながら

やがて人々は巨大で超常的な力に立ち向かっていく。

そんなディストピアSF超大作です。

AKIRA – ジャパニメーションの金字塔

AKIRAはアニメ化されており、1988年に劇場公開されています。

「なんで連載が1990年まで続いているのに映画公開のほうが早いんだ?」

と思いませんか?

実は、AKIRAは連載の途中からアニメ映画の制作をはじめているんです。

そのためか、映画版とマンガ版ではストーリーが違います。

300~400ページが6巻ある漫画を2時間の映画にするには無理がありますよね。

原作より短いとはいえ、

アニメ版はジャパニメーションの金字塔として

世界で広く認知されている名作中の名作です。

アニメ版がすぐれている理由は、マンガを読み進めるとわかります。

バイクのライトの残像、

疾走感のあるアクションシーン、

爆発によって崩壊していくビル。

どれも映像化を見越して描かれたものとしか思えません。

私、きたはちがAKIRAとの出会いはBSでやっていたアニメ版を見たのが初めてでした。

当時は小学校高学年だったと思いますが、

かなりの衝撃を受けたものです。

(とくに、鉄男が腕ドゥルドゥルになったり巨大化するところ)

興味のある方は4Kリマスター版ブルーレイが発売になるので参考にしてみてください。

また、マンガ版とアニメ版の違いについてはこちらのページに詳しくまとめてあるので参照してください。

AKIRA(アキラ)のネタバレ解説まとめ(4/5) – RENOTE

どうやったら読める?

いまや電子書籍では読めない本はなさそうです。

しかし、大手電子書籍サービスで検索しましたが、AKIRAの電子書籍版はないようです。

どうしてもマンガが読みたい場合はフリマサイトしかないようです。

アニメも十分楽しめるので検討してください。

まとめ―AKIRAが描きたかったもの

AKIRAの連載がはじまった1980年代前半は中学校、高校で校内暴力が問題になっていた時代です。

主人公の金田や仲間の鉄男はそういった80年代と似通いながらも

さらに混沌とした時代に生きています。

作者の大友克洋さんはそんな若者たちが成長し、

内に秘めたパワーで困難に立ち向かう姿を描きたかったのではないでしょうか。

AKIRAが国語のテストが出たらこんなふうに書きたいと思います。

少なくとも暗い未来を予言するような物語ではないと、

もしAKIRAを読んだことのないみなさんでもわかるんじゃないでしょうか。

AKIRAについてはまだまだ書き足りませんが今回はこの辺でやめておきます。

ここまで読んでくださってありがとうございました。きたはちでした。

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