こんにちは、きたはちです。
5巻以内完結や短編集など短いマンガをよく読んでいます。
むんこさんのマンガ、「出会ってしまったツルとカメ」の完結となる2巻が11月11日に発売されました!おめでとうございます!
ちょっと変わった女の子と不良の男の子の高校生同士のラブコメディで、4コママンガです。
クスッと笑えてキュンキュンして、普通の恋愛漫画とはまた違う味わいがあっておすすめですね。あらすじや魅力、「ここがちょっと…」っていうところまで紹介していきますね。
出会ってしまったツルとカメ あらすじ
運命の人との出会いは、平凡だった。
「私達って似てますよね」
合コンで補欠要員だった高校生ふたり。
鶴田君に亀井ちゃんが惹かれた理由は…
Amazon「出会ってしまったツルとカメ」1巻 商品紹介ページより引用
お互い別の高校から合コンの補欠要因として呼ばれ、場違いに感じて先に抜けた鶴田くんと亀井さん。補欠要因だったはずなのに、それからというもの亀井さんから鶴田くんへの猛アタックがはじまります。ぶっ飛んだ亀井さんの行動が笑えながらも、本当の恋心に気づいていくところが要所要所にはさまれていてムズムズキュンキュンするストーリーです。
登場人物
亀井さん
高校1年生のちょっと変わった女の子。タワーマンションに住んでいてお金には困っていない様子。ジト目でショートカット。
鶴田くん
男子校に通う高校生。バイト三昧で一人暮らし。タバコを吸っている。
魅力①ジト目の亀井さんがかわいい!
ジト目の亀井さんの変人っぷりがかわいいですね。「I♡U」と書いた紙を渡してきたり、公衆の面前で堂々と告白しようとしたり、あれだけ好き好き言われたら誰だって「かわいいな」と思うはずです。
変人なところも、根暗なぼくみたいなやつの男心をくすぐってきます。「普通の子にはわからないけど君だったらぼくみたいな変人のことをわかってくれるんじゃないか」という運命めいた幻想を抱かせてくれます。あー、この気持ちをなんと名付けよう!そして自分がキモい!
魅力②演じる恋が楽しい!
亀井さんは根暗っぽいんですが、鶴田くんになぜかしら猛アタックを仕掛けます。その割にずっと敬語なんですよね。鶴田くんは突然の告白を普通に突っぱねるんですが、それでも亀井さんは押しまくり、ついにお互いの気持ちが通じ合うようになります。
でも、亀井さんは正直ふざけているようにも見えます。本当に好きなわけではなく、からかっているのかと疑ってしまいます。一方、鶴田くんも最初からつっけんどんな態度だったためか、関係が発展しても同じような態度を続けます。
亀井さんは「鶴田くんが好きな役」を、鶴田くんは「亀井さんをつっぱねる役」を、それぞれ演じているような気がします。そうして夫婦漫才みたいにしているのが楽しくて、それが二人の恋愛なんですよね。あー、うらやましい。
魅力③鶴田くんが性格イケメン!
鶴田くんのセリフで印象的なのが、「亀はヤらせてくんなそーだな」という独り言です。
男子高校生だったらセックスに興味があっても普通ですよね。
それでも、鶴田くんは「ヤらせてくんなそー」だからそういう行為には及びません。たとえ性欲がわいてきても、そういうチャンスが訪れてもセックスしません。
亀井さんの許可があったとしても、ちょっとしたしぐさを感じ取って行為には及びません。「男性にこうあってほしい」というところを鶴田くんが示してくれているような気がします。
ここがちょっと①昭和ネタが古すぎ?
「出会ってしまった~」にはネタとしてバイクのモトコンポとか戦隊モノのチェンジマンとか出てくるんですが、たぶん昭和の人じゃないとわからないと思いますね。二人の共通点として昭和ネタに詳しいことが描かれているんですが、「その設定いるかな?」と思っちゃいました。令和になった今なら逆に新しいかも…?
ここがちょっと②性描写がファンタジー?
鶴田くんの亀井さんに対する紳士的な姿勢があるにせよ、この年代の子たちの性に対する意識の描写としてはちょっと時代感覚に欠けるような気がします。性に対する好奇心と不安感のせめぎ合いなどをもうちょっと丁寧に描いてほしかったですね。それはそれで別のマンガになっちゃいそうですが…。
ここがちょっと③高い…
4コマ漫画って高いですよね。約100ページで900円だから割高感は否めません。百歩譲って紙の本はサイズが大きいからだとしても、電子書籍安くなんないんですかね。このマンガに限ったことじゃないんですけどね…。
まとめ
「出会ってしまった~」はちょっと古い描写が気になるにせよ、ラブコメディとしておすすめのマンガです。
「新鮮味がなくなったからしばらく会わないでみる」とか正に青春時代の恋愛って感じでムズムズしてきます。もしかしたら、あなたも同じような恋愛経験をしているんじゃないですか?
「出会ってしまった~」は竹書房から発売されています。
ぜひ読んでみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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