1巻完結,短編集

新刊マンガ感想 板垣巴留『ボタボタ』紹介(1巻完結)

どうもこんにちはきたはちです。

5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。

4月8日に板垣巴留さんのマンガ『ボタボタ』が発売されました!おめでとうございます!

今回は『ボタボタ』の魅力を紹介します!

正直、板垣さんの代表作、『BEASTERS』はそんなに読んだことはなく、エッセイマンガの『パルノグラフィティ』しか読んだことがありませんが、『ボタボタ』はエッセイマンガにはなかった板垣巴留さんの狂気的な部分が垣間見えておもしろかったです!

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『ボタボタ』ってどんなマンガ?

大ヒット作、動物版青春ヒューマンドラマ

「BEASTARS-ビースターズー」の板垣巴留が描く初の“人間漫画”コミックス!!

主人公・氷刈真子は、極度の潔癖症で、汚いものに触れると鼻血が出るという特異体質を持つ。

故に男女の触れ合いは困難。そんな彼女が愛を求める物語。

そして、板垣巴留、人間漫画デビュー作読切「白ヒゲとボイン」も収録。

『ボタボタ』 Amazon詳細ページより

『ボタボタ』は男性向け漫画雑誌の『週刊漫画ゴラク』で短期集中連載されていました。

『ゴラク』といえば年齢層が比較的高めの男性がターゲットの個性的な漫画雑誌ですよね。

『ボタボタ』も主人公の真子がセックスの相手を求めるというストーリーでわかりやすくお色気がもりこまれています。

女性で年齢もまだ若い板垣さんが『ゴラク』で連載するなんておもしろい試みですよね。

短編の『白ヒゲとボイン』も個性が強いながらよくできた短編ですよ。

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魅力①わかりやすいお色気

主人公の真子が「体を許せる相手を探す」というストーリーはわかりやすくお色気ですよね。

表紙のイラストは鼻血を出したちょっと個性的な女性という感じ。

しかし、作中の真子は比較的美人に描かれています。

「女性が描く魅力的な大人の女性」という感じが板垣さんならではのテイストで描かれていて、新鮮ですね。

魅力②わかりやすいゴア表現

真子は汚いものに触れると鼻血が出てしまうという特異体質。作中では鼻血を出しまくり、そこら中血まみれになります。

そこら中血まみれっていうだけでインパクトがありますよね。

ただ、きられたりけがをしたりした時の血ではないので、いくらかソフトです。

「鼻血」と「潔癖症」を組み合わせたアイディアに脱帽です。

魅力③テンポのいい展開

真子は「運命の人」に出会うために様々な男性と関係を持とうとします。

序盤は一話完結形式でテンポよく読めます。

魅力④意外性

後半には真子はついに運命の人に出会うことができますが、意外な事実が判明します。

真子ははたして幸せになれるのか?気になりますよね?

クセは強めのマンガ

板垣巴留さんのマンガは良くも悪くもクセが強めですよね、絵もストーリーも。

『BEASTERS』は獣人たちが主役ですよね。板垣さんのクセが獣人属性と打ち消しあっていていいバランスでした。

今回の『ボタボタ』は人間が主役なので、ドロドロした感じがストレートに伝わってくる気がします。

耐性がないとちょっと人を選ぶかもしれません。

『BEAST COMPLEX 2』が同時発売中!

『ボタボタ』が発売された4月8日には『BEASTERS』の原点となった短編集の第2弾『BEAST COMPLEX 2』が同時に発売されました!こちらも見逃せませんね!

まとめ

『ボタボタ』は日本文芸社から発売されています。板垣さんの新たな一面を見られる一冊になっています。ぜひ読んでみてくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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