夏の少年少女の切ない話が読みたい!
という人には尾崎かおりさんの「神様がうそをつく。」がおすすめですよ。
少年少女が冒険するようなワクワクする話ではないですが、子どもたちの健気な姿にキュンとくるジュブナイル漫画です。
気になる中身について紹介していきますね。
漫画「神様がうそをつく。」あらすじ紹介!切ない夏の物語
「神様がうそをつく。」は2013年に発売された尾崎かおりさんの漫画です。
講談社から出ていて、全1巻完結、219ページです。
アフタヌーンで連載されていました。
この記事はこんな内容になっています。
あらすじ
登場人物
魅力①絵が新海誠作品のようでかわいい
魅力②子どもの健気さが親心をくすぐる
魅力③夏っぽくてせつない
あらすじ

11才の夏休み。
夏留は同級生の鈴村理生の秘密を知ってしまった。
それは、弟の勇太と2人だけで暮らしていること。
母は出ていき、父は漁師でたまにしか帰ってこないのだという。
しかし、理生がかかえている秘密はそれだけではなかった。
登場人物
七尾夏留
東京から転校してきたサッカー少年。
地元のサッカークラブに通っている。
母親の律津子と2人ぐらし。
鈴村理生
同級生よりちょっと背の高い女の子。
性格も大人びている。
弟の勇太と2人だけで暮らしている。
鈴村勇太
理生の弟。
無邪気な男の子。
七尾律津子
夏留の母親。
ラノベ作家。
夫はがんで他界している。
岡田コーチ
夏留が通っているサッカークラブでコーチをしていたおじいさん。
町内会のボランティア。
最近辞めてしまった。
サッカーは下手だがやさしかった。
魅力①絵が新海誠作品のようでかわいい

尾崎さんの絵はアニメっぽくてきれいですね。
新海誠作品みたいな感じのキャラクターです。
背景もとても丁寧で画力が高いです。
特にヒロインの理生がかわいいです。
小学生だったら、いわゆる女の子っぽい感じよりも、理生のような少し大人びた感じのほうがきっとモテるだろうなって思いますね。
理生の浴衣姿もドキっとするんですよね。
表紙に出てきてるのでどこかで出てくるとはわかってるんですが、それでもドキっとします。
キャラクターがかわいいので愛着が出てきますね。
魅力②子どもの健気さが親心をくすぐる

「神様はうそをつく。」は小学生の浅はかな感じが出てていいですね。
つよがってみても所詮は11才の小学生。
知識も経験も足りないので、うまく立ちふるまえなかったり、ちゃんと言葉にできなかったりします。
それでも色々考えて乗り切ろうっていう子どもたちの姿に、
「わかったわかった!がんばった!よしよし!」
ってほめてあげたくなる気持ちになるんですよね。
夏留や理生のがんばりにキュンとくること間違いないですよ。
魅力③夏っぽくてせつない

「神様がうそをつく。」にはいろんなジュブナイル的な要素が盛りだくさんです。
夏祭り、子どもだけの電車の旅、ひろった子猫。
言葉を聞くだけでも「あぁ~なんかせつない」って感じですよね。
でも、どこか閉塞感があったり、無力感があったりしてもの悲しい雰囲気が漂います。
甘酸っぱいだけじゃなくて、大人になる途中のちょっとほろ苦い経験が主人公の夏留たちを待ち受けています。
まとめ
「神様がうそをつく。」は少年少女のがんばる姿や心の弱さとかがキュンとくる作品ですね。
キャラクターもかわいいし、絵もキレイなので感情移入しやすいです。
「神様がうそをつく。」っていうタイトルの秘密が最後の最後でわかるんですよね。
その意味が切なくて深くて心に響きます。
ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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