缶乃さんの短編集「無職とJK」が2020年8月27日に発売されました!
百合作品が好きな人におすすめの漫画短編集ですね。
短編集「無職とJK」は1冊でいろんな百合作品が楽しめちゃいます。
あらすじや見どころなど詳しく紹介していきますね。
「缶乃短編集 無職とJK」ってどんな漫画?
短編集「無職とJK」作者の缶乃さんは2012年から同人活動をしていて、「あの娘にキスと白百合を」で商業誌デビューしています。
缶乃さんは「あの娘にキスと白百合を」をはじめ、百合作品を中心に描いています。
かわいらしいキャラクターを描くのが得意で高い画力がある漫画家さんですね。
短編集「無職とJK」に収録されている作品もすべて百合作品です。
1話につき8~16ページくらいなのでひとつひとつは短編として短めですね。
「無職とJK」はKADOKAWA・電撃コミックスNEXTから出ていて、全185ページです。
ちなみに「無職とJK」の発売日8月27日に缶乃さんの連載作品「合格のための! やさしい三角関係入門」1巻が発売になっています。
そもそも「百合」って何?
私は百合初心者なので、みんなで勉強していきましょう!
間違っているところがあったら指摘してくださいね。
百合とは女性同士の恋愛、友愛、淡い恋心を描いた作品です。
明確な定義はありませんが、肉体関係よりも精神的な結びつきが重視されるという見方もあります。
いわゆる「尊い」っていうやつですね。
カップリングに関していろんな設定があるみたいで、姉妹百合や年の差百合、ケモ百合っていうのもあるみたいですね。
短編集「無職とJK」にもいろんな百合設定の作品がありますよ!
短編集「無職とJK」については肉体関係まで描いている作品は1つだけありますが、それ以外に関してはあってもキスくらいで、エロティックな表現はほぼないですね。
収録作品紹介
短編集「無職とJK」の収録作品はつぎの通りです。
無職とJK 0~5話
花の命は短くても
それがあの娘のほしいもの
最初で最後の夜の話
Baby Don’t Cry
Just A Little Bit
魔女のお仕事
golden girl
短編詰め合わせ
I still love U
無職とJK 最終話
だいたい1話につき8~16ページですが、「短編詰め合わせ」は1話1ページのごく短い短編(掌編)を15作集めたものです。
収録作品を一部紹介していきますね。
無職とJK
年上の女性を相手にヒモ生活をしている無職の真央(28才)と真央につきまとう超お金持ちの女子高生・羽純(16才)のラブコメディです。
真央は羽純にはまったく興味がないのですが、羽純は金に物をいわせていろんな方法で真央の気をひこうととします。
真央と羽純の押し問答がいかにもラブコメディって感じでいいですね。
羽純の金持ち度合もケタ外れでおもしろいです。
無職とJKの年の差百合ですね。
それがあの娘のほしいもの
女子高生の果子と未来の話です。
果子と未来はどちらも恋愛対象は女性。ある日、未来は果子にまどかという女の子を紹介します。
他の作品とはちょっと違ってサスペンスっぽいですね。
百合は精神的な結びつきを重視するっていうのがなんとなくわかる物語です。
Baby Don’t Cry
八嶋と坂野の社会人百合です。
二日酔いから目覚めた八嶋は、ゆうべ坂野から「結婚しよう」と言われた記憶を思い出します。
社会人百合って、多分ですが、レズビアンが社会的にまだまだ認められていないからこそ成立するのかなと思います。
カミングアウトすることのドラマ性とか、アラサーになって初めて友人への思いに気づくこととかがきっと読者に刺さるんですよね。
早くいろんな愛のかたちが認められればいいんですけどね。
golden girl
キツネの獣人で社会人の紺ちゃんと女子高生のマリのケモ百合作品です。
ケモ百合は猫とか犬とかのモフみと百合の精神的なつながりを掛け合わせたって感じなんだと思います。
社会との認識のズレとかもテーマになっててひねりを加えてますね。
百合作品はオチが弱い!?
短編集「無職とJK」を読んでいると、どうしてもオチが弱いなと思っちゃうんですよね。
同人作品を読んでいるような感覚になります。
実際、収録作品にも同人漫画として発表したものが多いですしね。
「百合とはこういう漫画!」「やおいってそういうもの!」と言われれば仕方ないんですが、缶乃さんはストーリーもおもしろいし画力も高いので20ページ超の作品を読んでみたいですね。
まとめ
短編集「無職とJK」はいろんな百合が楽しめる、百合好きにおすすめの漫画ですね。
同人作品に収録されていた作品もあるので、ファンにはたまらないと思います。
私はこの短編集をきっかけに、ちょっと百合も読んでみようかなと思いました。
「尊い」っていうのがわかりかけてきた気がします。
「無職とJK」ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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