こんにちは、きたはちです。
マンガサイトのアルで「私の2020年マンガBEST5」という企画をやっていました。
ぼくもやってみましたが、5つでは足りなかったんですよね。そこで、「2020年に発売または完結したマンガのおすすすめBEST7」をまとめてみました!
2020年に発売されたマンガの中で、「これはハズせない!」というものです!ぜひ読んでみてくださいね!
鬼滅の刃(23巻完結)
主人公の炭治郎を中心に人を襲う鬼との戦いを描いた「鬼滅の刃」!あえて紹介するまでもないですね。
「鬼滅の刃」の特に好きなところは、作者の吾峠さん(ワニ先生)が誰よりも作品を愛しているところです。幕間のページや表紙カバーのコメントから作品に対する愛とファンへの感謝があふれています。「ドラゴンボール」や「幽☆遊☆白書」を読むために毎週ジャンプを買っていたあの頃を思い出すんですよね。
一気読みすると省略の仕方に驚きます。「ここは描かなくても話の筋が分かるからバサッと削ろう」という潔さ。「鬼滅の刃」が流行りはじめた当初は展開の早さに注目されていましたが、展開が早いのはストーリーを極限までそぎ落としているからだと思います。
ブームに乗るのはあんまり好きではないですが、「鬼滅の刃」はブームを裏付けるほどの面白さがありますね。ぼくは今年の11月ぐらいから読みはじめました。「好き」に遅い早いはありませんので、ぜひ今からでも読んでみてください。
水は海に向かって流れる(3巻完結)
「鬼滅の刃」の裏で静かにブームを起こしているのが田島列島さんのマンガ「水は海に向かって流れる」です。
主人公の高校生・直達と、ルームシェア先のOL・榊とのほのかな恋を描いています。しかし、この2人には隠された因縁がありました。
バトルマンガ、スポーツマンガの良作が次々と生まれる中、少年誌で恋愛ものという「めぞん一刻」の再来ともいえるのがこの作品。
シリアスな問題を抱えながらも、随所に笑いどころがあって楽しく読みすすめられます。ムズムズする恋の駆け引きもみどころですね。
最後の遊覧船(2巻完結)
すぎむらしんいちさんのマンガ「最後の遊覧船」もおすすめですね。
スキャンダルを起こして炎上した美人脚本家・洋子は、観光地の湖・幻舟湖まで逃げてきます。そこで出会ったのが遊覧船のイケメン船長。締切りの迫る脚本と洋子自身の恋が、まるで遊覧船のようにループします。
こちらも恋愛ものですが、コメディ色が強いですね。ただ、笑えるだけではなくて哀愁も感じられます。連続ドラマになりそうな面白さがある作品ですよ。
爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇
墨と水で絵を描く異色の漫画家・森泉岳土さんの最新短編集です。
切ない恋愛、ミステリー、ボーイミーツガールなど多彩です。森泉さんの作品は詩的で抽象的なものが多いですが、こちらの短編集は比較的ポップな話が収録されています。
ちょっとセクシーなシーンもあって大人のマンガ短編集と言える一冊ですね。
麦酒姫 朝陽昇作品集
朝陽昇さんのマンガ短編集「麦酒姫」は画力も高くてストーリーも面白い短編集ですよ!
ちょっと変わった切り口で描くストーリーが新鮮です。ストーリーによって絵柄を変えられるのも注目ポイントですね。マンガに飽きている人でも新しい世界を広げてくれると思います!
夕凪に舞え、僕のリボン(2巻完結)
黒川裕美さんの「夕凪に舞え、僕のリボン」もいい話ですね。
舞台は1984年、広島の港町。内気な小学生・凛太郎が新体操と出会い、成長していく物語です。
男の子がやる女子の新体操ということで、「ウォーターボーイズ」のようなコメディ要素があるように思えますが、物語はいたって真面目。凛太郎が変わっていく様子が丁寧に描かれ、だんだんと応援したくなってきます。頑固なお父さんの役柄もいいんですよね。
浄土るる短編集 地獄色
この衝撃作は今年のマンガを語る上で避けられないと思います。
浄土るるさんの初の書籍化作品「地獄色」。かわいらしいキャラクターと残酷な描写のギャップが特徴です。
浄土るるさんは17歳で投稿した作品「鬼」が小学館新人コミック大賞佳作に選ばれた正に鬼才。その作風から社会に対する激しい怒りを感じます。万人におすすめできる作品ではありませんが、読む人にはぜひポジティブな方向で捉えてほしいです。心して読んでください。
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