餅田まかさんのマンガ『魔女先輩日報』、完結となる2巻が1月15日に発売されました!おめでとうございます!
こんにちは。きたはちです。
5巻以内で完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。
『魔女先輩日報』はある会社につとめている魔女の先輩OLと後輩男子との恋愛もの。「このマンガがすごい!2021」オンナ編17位にもランクインした、ひたすらかわいらしい物語です!
値段もお手頃だし、キュンキュンしたい人におすすめですよ!
この記事では、『魔女先輩日報』の魅力や感想を紹介していきます。
『魔女先輩日報』概要
仕事の帰り道、魔法であたためた一杯の缶コーヒーから、ぼくと魔女先輩の関係ははじまった。とくに役にたたない魔法と一緒に都会のかたすみで生きる、魔女先輩のものがたり。
魔女先輩日報(1) Amazon詳細ページより
主人公の静はOLであると同時に魔女。ほうきに乗って空を飛んだり、ちょっとした魔法を使ったりすることができます。
しかし、会社にいるときはいたって普通のOL。たまに書類を届ける用事を頼まれるくらい。
人に仕事を頼まれるとことわれず、それが原因で残業することもしばしば。
後輩の美園はそんな静をイライラしながらみていました。しかし、二人の距離はだんだんと接近していきます。
登場人物
星野静
魔女のOL。ほうきで空を飛んだり、缶コーヒーあたためたりするくらいしかできない。仕事を押しつけられてもことわれないお人よし。
美園直斗
イケメンだが、ストイックで不器用な青年。静の後輩。
魅力①なかなか恋がはじまらないのがいい!
この作品は最初の数ページを読んでもなかなか恋がはじまらないのがいいんですよね!
ぼくは恋愛ドラマをあまり見ないんですが、その理由は「ああ、この人とこの人が結ばれるのね」って最初にわかっちゃうからなんですよ。
この作品の場合、最初、「ファンタジーを題材にしたお仕事コメディなのかな」っていう感じではじまるんですよね。
後輩の美園はお人よしの魔女先輩のことをイライラしながらみているんですが、その気持ちがだんだん好意に変わっていく過程がいいです。あざとくなくて自然な流れで好きになっていくところに好感が持てるし、思わず感情移入しちゃいますね。
魅力②魔法が活かされているのがいい!
『魔女先輩日報』は魔女が普通にいて、魔女もそうじゃない人も一緒に働いている、いわゆるマジックリアリズムの世界です。
この作品では静の魔法がちゃんと恋の行方に影響しているのがいいですね。
ほうきに乗って空をデートしたり、魔法が原因でトラブルになったりします。
魔法が取ってつけたような設定になっていないのがうまいなと思います。『魔女の宅急便』の舞台を現代の日本にして、恋愛要素を強めたような感じですね。
魅力③ニヤニヤが止まらない!
肝心の恋の駆け引きもいいんですよ!
恋の障害があらわれて、その乗り越え方とか。なんの障害もなくなったのに、男子が不器用すぎるとか。
二人の距離が近づいたり離れたりするのが本当にキュンキュンします。
単純にぼくがこの二人のキャラクターが好きなのかもしれません。作者の餅田さんの絵が上手いしかわいらしいんですよね。
この黒髪ボブでちょっと地味めの主人公・静がどストライクっていう男性は結構多いんじゃないでしょうか。
女性もこのストイックで不器用すぎる美園みたいなキャラが好きな人多そうですよね。
どちらかというとやはり女性向きの恋愛マンガだとは思いますが、男性が読んでも女性が読んでもキュンキュンするオールラウンダー的な恋愛ものだと思います。
コメディ寄りではないので注意!
「ファンタジーを題材にしたお仕事コメディ」を想像していて、恋愛要素は期待していない人にとっては当てが外れているので注意してください。
最初は確かに主人公の静を中心としたコメディっぽいのですが、物語が進むにつれて恋愛ものになっていきます。コメディ要素が全くなくなるというわけではないですが、恋愛要素の方があきらかに強くなっていきますね。
まとめ
『魔女先輩日報』はキュンキュンする恋愛マンガですが、マジックリアリズムの世界であったり、コメディ的なシーンもあったりして男性も女性も楽しめるような物語になっていると思います。全体としても非常によくまとまっていますよ。ぜひ読んでみてくださいね。
『魔女先輩日報』は2巻完結、秋田書店・プリンセス・コミックスから発売されています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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