どうもこんにちはきたはちです。
5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。
このブログでは主に短くてサクッと読める新刊マンガの感想をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。
高妍さんのマンガ『緑の歌 -収集群風-』上下巻が5月25日、日本と台湾で発売されました。
名作なので何も言わずにぜひ手に取ってみてほしい作品です。
この記事では、『緑の歌 -収集群風-』の魅力を紹介します!
『緑の歌 -収集群風-』ってどんなマンガ?
“好き”の気持ちに、国境はない。
はっぴいえんど『風をあつめて』。
村上春樹『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』。
岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて』。
ゆらゆら帝国『バンドをやってる友達』。
台湾・台北で暮らす少女・緑(リュ)は、
日本の文化を通じて新しい世界と出逢う。
見たことのない景色。初めての感情。
そして不思議な少年と夢に。
まるで、風に吹かれるように。
これは音楽を愛し、
物語に救われたひとりの少女と、あなたの物語。
『緑の歌 – 収集群風 – 上』 Amazon詳細ページより
『緑の歌 -収集群風-』は大学生の緑とバンドマンの南峻のプラトニックな関係をえがいた作品です。
日本をはじめとした音楽が二人の恋愛模様をあざやかに彩ります。
登場人物
緑(リュ)
新しく大学生になる女の子。小説を書いているが、あることをきっかけに書けなくなってしまう。音楽と小説が好き。
南峻(ナンジュン)
ライブハウス兼カフェで働くバンドマン。ギターボーカルを担当している。日本と台湾のハーフで日本の音楽にもくわしい。
ルナ
緑と同じクラスの女の子。大人っぽい。
ピュアすぎる恋愛
緑と南峻の恋愛模様が心があらわれるくらい本当にピュア!少しもドロドロしたところがなく、素直な気持ちで二人を見守ることができます。
この物語に説得力があるのは、作者の高妍さんの純粋さにあるのでしょう。
もう一つは、緑の心情の細やかさ。繊細なティーンエイジャーの心、トラウマをうまくえがいています。
美しい見開き
この作品を読むときは、紙の本、もしくはタブレットで読んでください。この作品の魅力の一つに見開きページの美しさがあります。
高妍さんのえがく背景がとにかく美しい。台湾の美しい風景に思わずため息が出ます。冒頭のシーンでは、高層ビル群と伝統的な船のコントラスト、そして、レトロな色合いが台湾の雰囲気をうまく表しています。
音楽
この作品には日本や台湾の実在の映画や名盤が登場します。
印象的なのが細野晴臣のライブのシーン。2019年の細野晴臣台湾ライブツアー。漫画の登場人物たちが実際にあったライブを観に行きます。
現実と物語が交差する瞬間、あなたは新しい漫画体験をすることになるでしょう。
まとめ
というわけで今回は以上です。最後までよんでくださってありがとうございました。
『緑の歌 -収集群風-』は確実に漫画史に残る作品だと思います。ぜひ読んでみてくださいね。
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