どうもこんにちはきたはちです。
5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。
このブログでは主に短くてサクッと読める新刊マンガの感想をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。
庄野晶さんの短編集『グッド・ナイト・フィールド』が7月20日に発売されました。
吸血鬼、雪女、狼男などが織りなす、美しく楽しい、でも少し怖い短編集になっています。
この記事では、『グッド・ナイト・フィールド』の魅力を紹介します!
『グッド・ナイト・フィールド』ってどんなマンガ?
新鋭・庄野晶が描く、妖しく愛しきものたちの日常抒情譚!
吸血鬼に雪女、鬼の子に狼の兄妹。人間とは遠く離れた場所にいる彼らの、普通ではない普通の暮らし。 生きるということ、誰かを愛するということ。悠久の時を生きる彼らの、一瞬の輝きを真摯に描く連作短編集。
『庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド』 Amazon商品ページより
庄野晶さんの作品はほかに出ていないようなので、処女作なのでしょうか?
絵も物語もクオリティが高く、とても新人とは思えない作風。青騎士コミックスの作家さんは総じてレベルが高いですね。♪
繊細で艶っぽい絵柄で妖の世界を描きます。
あなたを不思議な世界へ誘います♪
収録作品
- ゆうかい
- 鬼のあはれ
- となりに
- 恋人よ
- 駆け落ち
- ゆめゆめ
- モズの巣 前編
- モズの巣 後編
- 寄り合いホーム
- グッド・ナイト・フィールド
『鬼のあはれ』、『となりに』、『駆け落ち』、『ゆめゆめ』。
これら4作品以外は吸血鬼のキクリと雪女の雪を軸にした連作短編集になっています。
吸血鬼のキクリと雪女の雪
キクリは切れ長の目で、見た目はハンサムだけどあっけらかんとした性格。
雪は虚無的でほうっておけないタイプ。
万年雪のつもる山に一人で暮らす雪が、雪に埋もれていた男を助けるところから物語は始まります。
エキゾチックな中世、江戸時代、そして現代。
永遠の命をもつ二人はさまざまな時代で翻弄されながらも自分らしく生きていきます。
となりに
キクリと雪の世界線にない短編の一つが『となりに』。
美大生・丸と彼と一緒に暮らす少女・タマ。
タマは小柄で髪が短く男の子みたいな風貌。
ごはんを作ったり、学校までついていったりと、丸をほうっておけないみたいです。
丸はおおらかな性格で、そんなタマを暖かく見守っていますが、だんだんと自立する様子も。
二人の不思議な関係。やがて、一つの事実が浮かび上がります。
絵が艶っぽくて上手い!
庄野晶さんのキャラは男性も女性も色っぽい♪
強弱のある線で優雅にえがきます。
そんな絵柄でえがかれる妖の世界。
ゾクッとする美しさがあふれています♪
『若葉の狂詩曲』・『花と円舞曲』
この短編集に収録されている作品の一部は、青騎士コミックスの作家陣が寄稿した短編集『若葉の狂詩曲』と『花の円舞曲』にも収録されています。
『となりに』は『若葉の狂詩曲』、『恋人よ』は『花と円舞曲』に収録。
森薫さんをはじめ、青騎士コミックス作家のレベルの高い作品が読めるこの二冊♪こちらもおすすめです。
ただ、『グッド・ナイト・フィールド』に収録されている作品とはダブってしまうので、その点はご了承ください。
まとめ
というわけで今回は以上です。最後までよんでくださってありがとうございました。
『グッド・ナイト・フィールド』は吸血鬼のキクリと雪女の雪をはじめとして、美しくも楽しく、でも少し怖い世界を美麗にえがいた短編集です。ぜひ読んでみてください!
このブログではマンガにまつわる様々な情報を紹介していきます。
twitterもやっていますのでフォローなどよろしくお願いします。それでは。
コメント