2020年8月6日に「パルノグラフィティ」が発売されました!
こんにちは、きたはちです。
5巻以内完結のマンガや、短編集を中心に読んでいます。
親も漫画家で子どもも漫画家の家庭ってどんな感じなのか気になりませんか?
「パルノグラフィティ」は女性にもおすすめしたいエッセイ漫画ですね。短いですが、ちゃんと見せ場があって読みごたえがあるので買って損はないですよ。
今回は、「BEASTERS」の板垣巴留さんのエッセイ漫画「パルノグラフィティ」の内容や魅力について紹介します。
「パルノグラフィティ」ってどんな漫画?
「パルノグラフィティ」は板垣巴留さんのエッセイマンガです。1巻完結です。
板垣巴留さんは週刊少年チャンピオンで連載中の「BEASTERS」が2018年、第11回マンガ大賞を受賞するなど数々の賞に輝いています。
2019年の9月には週刊少年チャンピオン誌上で「バキ」の板垣恵介さんと親子であることを公表し、親子漫画家対談を果たしました。
月刊漫画誌「Kiss」で「パルノグラフィティ」の連載がはじまったのもそのころです。
親子で漫画家なんて、子どものころから漫画の英才教育をしてたんじゃないか
なんて気になりますよね。
「パルノグラフィティ」は講談社から出ています。
短いと思いきや結構満足!
「パルノグラフィティ」は全137ページなので1冊としては短めなんですよね。
買って失敗したかなとも思ったんですが、1話あたりだいたい4ページで最終28話まで収録され、結構ボリュームを感じます。
作中でも語られているんですが、「めくり」が意識されてますね。
「めくり」とは前のページで「どういうこと?」と興味をひかせておいて、めくったあとにインパクトのあるコマをみせることです。
「パルノグラフィティ」は「めくり」によって知らない間に読み進められる感じがあって、読んでるほうもほどよく体力を使うのが満足感につながってるんですよね。
意外と普通…?
「パルノグラフィティ」は板垣さんの家族、小さいころのから26才となった現在までの経験を自伝的に描いています。
板垣家は3姉妹。
漫画家のお父さんとやさしいお母さん。
菩薩のような長女とギャルっぽい次女、そして末っ子が板垣巴留さんです。
板垣巴留さんはとりわけ貧乏でもなく、変わった経験をしたわけでもなくて、若くして漫画家デビューしています。
試し読みで3話くらいまで読めるんですが、「普通だけど大丈夫か?」と思っちゃうんですよね。
1話にして自分で「普通だ」って言ってますし。
でも、読んでいるうちにおもしろくなっていくので安心してください。
板垣巴留、やっぱり変!
「パルノグラフィティ」で「板垣巴留、やっぱり変なんじゃないか」と思ったのはスポーツ観戦が苦手という話ですね。
板垣巴留さんはテレビでスポーツを見ていると「『君の名は。』みたいに、突然、自分と選手の中身が入れ替わったらどうしよう」と思うそうです。
あーなるほど
とは思えないですよね?
そんな人、聞いたことないです。
板垣巴留さんはちょっと変な感覚を持っているところがあるみたいですね。
板垣恵介もやっぱり変!
「パルノグラフィティ」の中には、板垣巴留の父、板垣恵介さんももちろん出てきます。
板垣恵介さんの家庭との関わり方、娘との関わり方も結構変わってるんですよね。
板垣恵介さんはポケモンのゲンガーに人間の体がついたような風貌で描かれていて、見た目はすごく怖そうなんですよね。
かといって、「暴力をふるう」とか「酒浸り」とか社会から逸脱してる豪快な感じではなくて、常識の範囲内なんです。
「こういう家族の形もあるのか」
と新鮮な気持ちで読めますね。
まとめ
「パルノグラフィティ」は「あの」漫画家親子の板垣家ということで興味をそそられます。
でも、「パルノグラフィティ」の中では漫画家であることはそこまで重要じゃなくて、結構ちゃんとした普通の家族のエッセイ漫画になってるんですよね。
板垣巴留さんが感じたままの素直な感覚を描くことがしっかりできているエッセイ漫画だと思います。
「結構普通だから描くことない」とか「ページが余った」とかいうちょっとしたスキも漫画として好感が持てますね。
「パルノグラフィティ」ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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