あなたは恐竜が今も生きていると思いますか?
まあ、いるわけないですよね。
「のび太と竜の騎士」の導入もそんな風にはじまるんですよ。
今回は、大長編ドラえもん「のび太と竜の騎士」を紹介していきます。
マンガ大長編ドラえもん「竜の騎士」地底人がトラウマ?
こんな内容になってます。
・あらすじ
・藤子・F・不二雄さんの恐竜への思い入れ
・ワクワクする導入
・まさかのスネ夫がフューチャー!?
・ドキドキのスニーキングミッション!
・地底人の顔がトラウマ!
・敵の不在
あらすじ
「どこでもホール」は世界中の地下空洞を探し当てるマンホールのようなドラえもんのひみつ道具。
だれにもじゃまされない地下空洞でのび太たち5人は思い思いに過ごします。
しかし、ひょんなことからスネ夫だけ地下空洞に取り残されてしまいます。
ドラえもんたちが地下空洞を探検すると、そこには絶滅したはずの恐竜が!
地下空間を舞台に絶滅したはずの恐竜を追う冒険の始まりです!
藤子・F・不二雄さんの恐竜への思い入れ
藤子・F・不二雄さんは恐竜への思い入れが深かったことで有名です。
「恐竜ゼミナール」なんていう本も出しているんですよ。
恐竜を題材にした大長編ドラえもんは「のび太の恐竜」に続き、「竜の騎士」が2回目です。
「竜の騎士」では恐竜絶滅の謎に迫っています。
藤子さんの恐竜に対する思い入れが当時の子どもたちにも相当伝わったでしょうね。
っていうか伝わりました!
ワクワクする導入
いないはずの恐竜を見つけるところがワクワクするんですよね。
「竜の騎士」の導入はのび太が「恐竜は絶対いる!」と主張するところからはじまります。
でも、スネ夫が「そんなのいるわけない」と詳しく説明。
ジャイアン、しずかちゃんにも笑われてしまいます。
のび太がドラえもんに泣きつきますが、ドラえもんにも諭されて、のび太は泣く泣く納得します。
ところ変わって買ったばかりのラジコン飛行機を近くの川・多奈川に沈めてしまうスネ夫。
そこでスネ夫は恐竜を目撃してしまいます。
恐竜を真っ先に否定していたはずのスネ夫がまさかの最初の目撃者ってところがミソですよね。
まさかのスネ夫がフューチャー!?
「竜の騎士」はスネ夫がフューチャーされています。
導入ではまさかスネ夫がフューチャーされるなんて思わないんですよ。
普通に考えれば、のび太がドラえもんと協力して生きていた恐竜をみんなに見せて話が展開してもいいんですよね。
多奈川で恐竜を目撃したスネ夫は、
「そんなに考え込まなくてもいいのに」
というくらい抱え込んでしまいます。
大見得切って恐竜の存在を否定した手前しょうがないですかね。
そんなスネ夫が行方不明に!
仲間のピンチにのび太たちが立ち上がります。
ジャイアンのセリフ「いないんだったらいないって返事しろー!」が好きです。
ユーモアと思いやりを感じますよね。
ドキドキのスニーキングミッション!
地下空洞でスネ夫は謎の地底人と遭遇します。
岩場につかまって見つからないように隠れるんですが、腕の力がもう限界!
別のシーンでは今度はのび太が地底人の秘密の施設に偶然入り込んでしまいます。
見つかったら大変な状況で、丸太の骨組みにつかまって地底人の秘密を聞いてしまいます。
スパイ映画みたいでドキドキしますよね。
地底人の顔がトラウマ!
「竜の騎士」には地底人が出てきます。
その顔が結構トラウマだったんですよね。
マンガ版と映画版だとちょっと違うんです。
映画版のほうがどっちかというとギョッとしますよ?
映画はちょっと怖い雰囲気がより増しているような気がします。
映画の「のび太と竜の騎士」はAmazonプライムビデオまたはABEMATVで!
敵の不在
「竜の騎士」には敵が出てこないんですよね。
他の映画だと、恐竜ハンターとか時空犯罪者とかなんですが、
「竜の騎士」には悪い人がいないんですよ。
地底人も謎には満ちているけれど本当の敵ではないですし。
じゃあ何と立ち向かうのかっていうのが物語のクライマックスで突如判明するんですよね。
この引っ張る展開にさらに伏線も加わって物語が盛り上がりますよ!
まとめ
「竜の騎士」は藤子さんの恐竜に対する思い入れの詰まった作品になっています。
「のび太の恐竜」に比べるとちょっと大人向け、お兄さんお姉さん向けになるかなとは思いますが、
探検のワクワク感と謎を解き明かすミステリーが巧妙に仕組まれています。
ぜひ読んでみてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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