どうもこんにちはきたはちです。
5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。
このブログでは主に短くてサクッと読める新刊マンガの感想をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。
8月27日に発売されたマンガ、『渚 〜河野別荘地短編集〜』を読みました!
SF、ファンタジーを感じさせつつもエロさがあります。短いながらも世界観がよく伝わってくる一冊ですね。
この記事ではマンガ『渚 〜河野別荘地短編集〜』の魅力を紹介します。
『渚 〜河野別荘地短編集〜』ってどんなマンガ?
スマホのアシスタントAIとの小旅行を楽しむ「スマートアシスタント」、人間の足を作る手術の為にバイトする人魚の「渚」シリーズなど、出会いと別れと、出会いを描いた短編たちに20ページ以上の描き下ろしをくわえて待望のコミックス化。
『渚 〜河野別荘地短編集〜』 Amazon詳細ページより
最初の物語、『スマートアシスタント』は現代でもありえそうな物語です。
映画『her』を感じさせるようなAIとの恋を描いています。
恋までいかないながらも、AIに人としての感情を抱くような話ですね。
この短編集のテーマとして共通しているのは「女性の魅力」を描いているところだと思います。
『スマートアシスタント』
ある会社員の男がスマホのAIからデートの誘いを受けます。
AIからの思いもよらない提案。
そう遠くない未来に起こりそうな話です。
『生水』
「生水」とは水のきれいなところで生きる水のかたまりのような生き物。
二人の少女がきれいな川で遊んでいると、生水を見つけます。
そこで二人は生水を家に持ち帰ることにしました。
ノスタルジックな情景のなかで、「水」というモチーフがもつエロチシズムを感じる物語です。
『旬』
習字教室の経営者と関係をもつ講師の男。
子どもに優しく習字を教える裏で二人は秘密の時間を過ごします。
そんな習字教室に、ある日、若い女子高生が入ります。
三角関係を描きながら、男性の軽薄さをえがいています。
「若さ」に対して誰がどれだけ価値を感じるのか。『旬』というタイトルに考えさせられるものがあります。
『渚』
第0話から第5話まで収録されています。
中年の男が夜の海で見つけたのは若い人魚。
それから男は人魚の面倒から仕事の紹介までします。
人魚の夢は自分の足を手術で人間の足にすること。
二人の奇妙な関係性を描いた物語です。
魅力①女性のなまめかしさ
この短編集の魅力は女性のなまなましいエロさを描いているところじゃないでしょうか。
はじめの『スマートアシスタント』以外は、女性のなまめかしい魅力を描いた作品が目立ちますね。
『生水』も水をとおして水滴をまとった女性の体を魅力的に描いています。
『旬』は異性に感じる魅力、価値観が時間的にどう変わっていくのか。
『渚』も人魚というキャラクターのもつ魅力を感じさせてくれます。
魅力②間接的なエロさ
女性のエロさがあるにしてもあくまでそれはサブ的な要素。
メインは物語のおもしろさとかメッセージ性にあるんですよね。
ほのかに感じるエロチシズムが物語に艶をあたえています。
魅力③ファンタジー、SF的な要素
『スマートアシスタント』、『生水』、『渚』はファンタジー、SF的な要素がある作品です。
とはいっても日常からかけ離れすぎているわけではなく、現実感のあるファンタジーといった感じです。
不思議な設定が非日常を感じさせてくれます。
まとめ
というわけで今回は以上です。最後までよんでくださってありがとうございました。
『渚 〜河野別荘地短編集〜』は不思議な設定とエロチシズムが魅力の一冊です。ぜひ読んでみてくださいね。
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