1巻完結,短編集

【感想】BoichiオリジナルSF短編集が画力高すぎて気絶!

どうもこんにちはきたはちです。

5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。

このブログでは主に短くてサクッと読める新刊マンガの感想をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。

今回は、8月4日に発売されたBoichi(ボウイチ)さんのオリジナルSF短編集を紹介します!

読みごたえがある2冊でしたね!SFに対する情熱が伝わってきました!

スポンサーリンク

『BoichiオリジナルSF短編集』ってどんなマンガ?

「モーニング」で発表されるや大反響を巻き起こした伝説の短編「HOTEL -SINCE A.D.2079-」の他、「PRESENT」「全てはマグロのためだった「空に立つ者、地に立つ者」「DIADEM」さらに日本未発表の「夜の伝説」など、オリジナルSF短編8作品を収録。カラーページは全てカラーで再現、描き下ろしエッセイ4コマ2本とBoichi氏自身による書き下ろし「作品解説」付きでお贈りする、ファン待望の超豪華永久保存版・第1集!

『BoichiオリジナルSF短編集(1) 時空の旅人』 Amazon詳細ページより

今回発売された短編集はこの『時空の旅人』ともう一冊、『名も無き戦士』の2冊です。

Boichiさんは現在、「週刊少年ジャンプ」で大人気連載中のマンガ『Dr.STONE』の作者。ほかにも『サンケンロック』や『ORIGIN』などの人気作を発表しています。

スポンサーリンク

魅力①あふれでるSF愛!

Boichiさんの今回の短編集にはSFへの愛があふれています。

久々に世界に入り込めるSFマンガを読んだ感じですね。日本人の忘れかけていたSF魂を呼び起させてくれるような作品です。

それもそのはずで、BoichiさんはSF好きが高じて大学では物理学を専攻。ちなみにそのエピソードも今回の短編集の中に収録されています。

豊富な知識に基づくストーリーに説得力があるんですよね。

魅力②圧倒的画力!

Boichiさんの作品が人をひきつける理由はなんといってもその圧倒的画力ですよね。

宇宙の話、未来の話がたくさん出てくるのですが、メカの描写が細かすぎる!

未来都市、壊れていくビルなども世界観をもりあげてくれます。

人物も髪の一本一本まで命が吹き込まれています。そして女の子がかわいい!

ストーリーもおもしろいし、漫画家のほしい能力をすべてもっている、パーフェクトな漫画家ですね。

魅力③風刺がスパイス!

BoichiさんのSFが魅力的なのは環境問題を取り上げているところだと思います。

SFの根底にはやっぱり、「地球はこのままじゃいけない!」と子どもたちに思わせるようなメッセージ性が欠かせないですよね。Boichiさんの短編集にはそれがあります。

画風は違いますが、藤子・F・不二雄さんのマンガにも通じるものがありますね。

『HOTEL -SINCE A.D.2079-』

「モーニング」で2006年に発表された伝説の短編。

「地球最後のホテル」と呼ばれた人工知能が主人公です。

そう遠くない未来。海水面は上昇し、世界は水没しはじめていました。

その人工知能はなぜ「ホテル」と呼ばれたのか。

物語はさらに未来へと進んでいきます。そして想像もつかない結末が待っています。

島田虎之介さんの『ロボサピエンス前史』を彷彿とさせる壮大な世界観です。もっとも、『HOTEL』は発表されたのはそのはるか前ですが。

『HOTEL』は『時空の旅人』に収録されています。

『全てはマグロのためだった』

小さい男の子が寿司店のカウンターでマグロをほおばるシーンから始まります。

「これは本当にSFなの?」と思いますが、思いもかけない展開になっていきます。

最初のお寿司屋さんの背景がめっちゃ細かくて、ググっと引き込まれるんですよね。

そして、『HOTEL』から『全てはマグロのためだった』への流れがなんとも見事。

ほかの作品よりもすこしコメディタッチなのも好きです。

『時空の旅人』に収録されています。

『彼はそこにいた』

若きトラックドライバー、ハル・シンが主人公。

人工知能が発達した未来。ほぼすべての仕事が自動化され、人々は仕事を奪われました。それは物流も例外ではありません。地球で最後のトラッカーとなったハル・シン。

彼はなぜ仕事を続けるのか。

ちょっとコミカルなハル・シンのキャラクターですが、コメディというわけでもなく、シリアスな部分もあっていいバランスの物語になっています。

こちらは『名も無き戦士』に収録されています。

まとめ

というわけで今回は以上です。最後までよんでくださってありがとうございました。

BoichiさんのオリジナルSF短編集『時空の旅人』、『名も無き戦士』、どちらも名作ぞろいです。ぜひ読んでみてくださいね。

このブログではマンガにまつわる様々な情報を紹介していきます。

twitterもやっていますのでフォローなどよろしくお願いします。それでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました