1巻完結,短編集

新刊マンガ『かみさまとX』感想 予想外の400ページ大冒険!?

こんにちは、きたはちです。

5巻完結や短編集など短いマンガをコヨナク愛しています。

3月17日にごとうにもさんのマンガ『かみさまとXが発売されました!おめでとうございます!

座布団に正座してお茶を飲んでいるかみさまと思しきキャラクターがなんともかわいいですよね?かわいらしくもただならぬ雰囲気に、思わず購入してしまいました。

この記事では『かみさまとX』の感想や魅力を紹介します!

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『かみさまとX』ってどんなマンガ?

シュール × かわいい × 哲学漫画

青年・西田の暮らすアパートの一室に突如現れた謎の人物。

「わたしはかみさまだ」と名乗り─!?

新鋭・ごとうにも入魂の400ページ!

『かみさまとX』 Amazon詳細ページより

平凡な青年のもとにあらわれた「かみさま」。高尚な神様が人間の平凡な日常に降りてくるということで、中村光さんのマンガ『聖☆おにいさん』を彷彿とさせます。たしかに序盤はほのぼのした感じですが、途中から大冒険がはじまり、「いったいこれはどこまで続くんだ?」と思っていると、なんと400ページの大ボリューム!思わぬ壮大な物語に大満足の一冊になっています。

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主な登場人物

西田

29歳の青年。6畳間のアパートに住んでいる。

かみさま

全知全能の神。見た目は髪の長いはだかの子ども。いつもほほ笑んでいて表情はかわらない。

アル

別の世界からやってきた青年。弓矢や短刀を持ち歩いている。

魅力①かみさまがかわいい!

『かみさまとX』にでてくる「かみさま」はなにかのマスコットキャラクターのようにかわいいんですよね。

子どものようでもあるんですが、なんとなく真理を突いているようなふしぎなことを話すギャップがおもしろいです。その割に、パンや大福が好きなところがあって、やけに人間っぽいのが親しみやすいですよね。

魅力②様々な人からみたかみさま!

「かわいらしいかみさまだな」と思っていると、かみさまの別の一面があらわになります。

日本の日常の世界から舞台はかわり、古代ローマのような戦争がはびこる世界になります。そして、その世界でのかみさまは「アル」という若者と友達なのです。

西田君の前では断片的にしか言葉を話さなかったかみさまが、自我をもって人間のようにふるまいます。

神様って、ふつうはおそれ敬う対象なんでしょうが、もしかしたら別の世界では「いつも会う友達」という感覚の神様もいるかもしれませんね。

魅力③思わぬ大冒険!

このマンガの一番の魅力は400ページの大ボリュームだという点ですね!

ずっと西田君とかみさまの日常がつづくわけでなく、途中から大冒険がはじまります。

そして、大冒険や回想をとおして「神様とは?」という問いにこたえていきます。

かみさまはどうして戦争をとめないのか?どうして世界の崩壊をとめないのか?

明確な答えがでるわけではありませんが、「神様とのつきあいかた」がなんとなく知れるような一冊になっています。

哲学ではない?

紹介文で「哲学漫画」とうたっていますが、「この部分は哲学者の○○の思想にもとづいている」なんていう解説はないので、「哲学のことが知りたい!」っていう人には向かないかもしれません。

哲学に詳しい人が読んだらもしかしたらわかるかもしれないですが、ちょっと哲学をかじったことのあるぼくではわかりませんでした。

まとめ

『かみさまとX』はかわいらしい絵柄で400ページ以上の大冒険が繰り広げられます。哲学マンガというよりはSFっぽいかもしれませんね。

『かみさまとX』は全1巻完結。イースト・プレスから発売されています。ぜひ読んでみてくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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