1巻完結,短編集

『終末の惑星』SNSで拡散 どんでん返し満載の短編集

どんでん返しがあるマンガ短編集ないかな~

という人は「終末の惑星」がおすすめですよ。

「終末の惑星」はどんでん返しのストーリーが盛りだくさんです。

作者は大家さんという方で、Twitterで話題になり本作が書籍化されました。

「終末の惑星」は一迅社・ZERO-SUMコミックスから2018年に発行されました。

大家さんはnoteでもご自身の作品を発表し続けています。

大家|note
漫画と動物が好きです。漫画置き場として利用します
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『終末の惑星』SNSで拡散 どんでん返し満載の短編集

この記事はこんな構成になっています。

・魅力①どんでん返し

・収録作品紹介(一部)

・魅力②1つだけ怖い話が…

・魅力③子どもと大人、両方の視点から読める

・魅力④風刺的な側面

・魅力⑤救いと教訓がある

・魅力⑥機械との心の交流を描いている

魅力①どんでん返し

『終末の惑星』はどの話にもどんでん返しがあります。

あっと驚くような最後に毎回ハラハラさせられます。

そういうことか!と気づくものもあれば、

考えさせられるものもあります。

どの作品もこちらの予想を裏切ってくれる展開がおもしろいですよ。

収録作品紹介

ここで、収録作品を一部だけ紹介したいと思います。

オチまで言ってしまうとおもしろくないのでネタバレは自重しますね。

思い出機構

「思い出機構」は無職のどうしようもない男が主人公です。

主人公にサラリーマン風の男が話を持ち掛けます。

「あなたの思い出を売ってくれませんか」

ただし、思い出を売ればその記憶はなくなってしまいます。

ある意味ホラーな作品ですね。

思い出が売れるとしたら、あなたは売りますか?

終末の惑星

明日、地球が滅びるとしたら何をしますか?

表題作「終末の惑星」は、滅びゆく地球が舞台です。

ペテルテナトという星が落ちてくる数年前。

主人公の女の子・アリサはいつもぼーっとしていて

なぜか人類が滅びることをすんなり受け入れています。

しかし、この世界ではそれが普通なんです。

世間も学校も

「滅びることを受け入れてください」

「死ぬことは怖くないですよ」

と繰り返します。

異常な世界ですよね。

このまま滅びのときを待つだけなのか。アリサはどうなってしまうのか。

魅力②1つだけ怖い話が・・・

「終末の惑星」には1つだけ怖いが混じっています。

言ってしまうと楽しさが半減してしまうかもしれないので秘密にしておきますね。

知らずに読みすすめると思わずゾッとしますよ。

魅力③子どもと大人、両方の視点から読める

「終末の惑星」は子どもの視点と大人の視点を意識して読むと、いろいろな味わい方ができます。

物語の中で、子どもは守られる存在、または幸せの象徴として描かれています。

一方で、守られる子ども側の立場で考えたときは別の楽しみ方ができますよ。

親子で読んだら感じ方が違うかもしれませんね。

魅力③風刺的な側面

『終末の惑星』は風刺としてもとらえられて考えさせられるような作品になっています。

物語には大きな権力を持った政府または組織が抗いようのない存在として描かれています。

みなさんも日常でいろんなものに押さえつけられていますよね。

親、学校、会社。

「終末の惑星」の作品では強引なやり方で感情を踏みにじるものに対する怒りと、

反抗してもしょうがないというあきらめとを伝えているような気がします。

魅力④救いと教訓がある

『終末の惑星』の短編はあまりハッピーといえる終わり方をしませんが、

「いつ最悪なことがおこるかわからないから、ちゃんと考えておこう」

「自分がこうして生きられるのは裏で誰かが苦しい思いをしているからだ」

という教訓が残っているような気がします。

教訓が残っている分、救いがあります。

悲しい終わり方が好きな人って結構いますよね。

魅力⑤機械との心の交流を描いている

「終末の惑星」にはロボットが出てくる話があります。

「終末の惑星」の作品はロボットが出てきますが、

人と人とのコミュニケーションにも同じことが言えそうな深いメッセージが詰まっている気がします。

今はAIが発達してロボットと会話までできる世の中になりました。

あなたはロボットと友達になれますか?

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まとめ

「終末の惑星」はどんでん返しのSF作品がいっぱいで楽しめますが、

現代社会に置き換えると、考えさせられる部分もあります。

これからアトムのようなロボットができても、

宇宙に自由に行けるような世の中になっても、

結局同じようなことで悩むことになるような気がしてきます。

「終末の惑星」は現実を生きる私たちにもヒントを与えてくれますよ。

ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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