2~5巻以内完結

なぜ「岸辺露伴は動かない」のか!?ミステリーホラー短編集

岸辺露伴きしべろはんは動かない」って「ジョジョ」なんでしょ?

じゃあ初見はわからないじゃん。

大丈夫です。ジョジョの原作を読まない人にもおすすめですよ。

この記事で予備知識を入れてみませんか?

こんにちは。きたはちです。

5巻以内完結のマンガや漫画短編集をよく読んでいます。

この記事の内容はつぎのとおりです。

・なぜ「岸辺露伴は動かない」のか?

・「岸辺露伴は動かない」だけでもおもしろい理由

・なんでエピソード16から?

なぜ「岸辺露伴は動かない」のか?

①概要

②「岸辺露伴」

③「スタンド」

④なぜ「岸辺露伴は動かない」?

①概要

「岸辺露伴は動かない」荒木飛呂彦さんの作品で、

「ジョジョの奇妙な冒険Part4ダイヤモンドは砕けない」(以下、「ジョジョ4部」)のスピンオフ作品です。

第1巻は2013年に、第2巻は2018年に発売されました。

アニメはDVD・ブルーレイで発売されています。

「ジョジョ4部」についてはこちらの記事をご覧ください。

ジョジョ苦手な人が「4部」から読んだほうがいい理由とは?
私自身はジョジョの絵柄が苦手でジャンプで連載中の当時は読んでいませんでした、大学の友人の間であまりにジョジョの人気が高かったので、「そんなにおもしろいなら読んでみよう」と思い、読むことにしました。

②「岸辺露伴」

岸辺露伴は「ジョジョ4部」に出てくる登場人物です。

作品上は27才でキャリアは11年の天才マンガ家です。

ガンコでこだわりの強い性格。

一方で、好奇心が強く、時にリスキーな選択をするところも魅力的です。

「だが断る」はピンチにもかかわらずリスキーな選択をした岸辺露伴の名ゼリフからきています。

③「スタンド」

岸辺露伴は「ヘブンズドアー」というスタンド(特殊能力)を持っています。

スタンドは自分の分身、守護霊のようなもので能力者はスタンドを介して特殊能力を使うことができます。

岸辺露伴のスタンド、「ヘブンズドアー」は攻撃の対象の人物や生き物を「本」にして相手の秘密を知ることができる能力です。

ヘブンズドアーの攻撃対象となった人は顔がパラパラパラとページがめくれるようになって眠ったようになります。

本に命令を書き込むことで相手の行動をあやつることもできます。

④なぜ「岸辺露伴は動かない」?

「岸辺露伴は動かない」っていうタイトル、ちょっと変わってますよね?

このタイトルの意味は、「岸辺露伴は物語のナビゲーターであって主人公ではない」という意味なんだそうです。

「岸辺露伴は動かない」の物語は、

岸辺露伴という人物をはさむことによって、物語と読者を橋渡ししてくれているような構造になっています。

「岸辺露伴は動かない」だけでもわかる理由

①「ジョジョ4部」とは違うミステリーホラー

②短編1話完結

③岸辺露伴が動かないから

①「ジョジョ4部」とは違うミステリーホラー

「岸辺露伴は動かない」は岸辺露伴がマンガの取材などで行く先々で経験した不思議な出来事を物語にしたものです。

「ジョジョ4部」は敵と戦う話に集約していきますが、

「岸辺露伴は動かない」はバトルものでなくミステリーホラーです。

そして岸辺露伴は出てくるものの、「ジョジョ4部」の他の人物はほとんど出てきません。

ですから、岸辺露伴がマンガ家っていうことと、なんか不思議な能力を使うってことさえ知っていれば話が分かります。

②短編1話完結

「岸辺露伴は動かない」は1話完結の短編集です。

なんなら1巻だけでも2巻から読んでも話が分かります。

③岸辺露伴が動かないから

「岸辺露伴は物語のナビゲーター」という話が出てきましたよね?

「岸辺露伴は動かない」の物語は、不思議な現象を岸辺露伴が取材しに行くという形式が多いです。

物語のはじめは、不思議な出来事について、露伴が説明していきます。

そして、知らず知らずのうちに露伴がトラブルに巻き込まれていきます。

ストーリーテラーと思われていた露伴がトラブルに巻き込まれることで、

普通のミステリーとは違ったおどろきを読者に与えてくれます。

なんでエピソード16から?

①16才

②16年後

③結論

「岸辺露伴は動かない」は、「エピソード#16懺悔室ざんげしつからはじまっています。

その後も順不同で発表され、エピソード#1はいまだに発表されていません。

調べてみましたが、なんで16から始まるかは結局、わからないですね。

わかんなくても大丈夫ですけど考えてみました。

ここからはこじつけなので大目に見てください。

①16才

岸辺露伴は27才でのマンガ家のキャリアは11年です。

ということは16才でデビューしたことになりますね。

②16年後

最初に発表したエピソード16は週刊少年ジャンプで1997年に発表されました。

単行本の第1巻が発売されたのは2013年です。

発表から単行本になるまで16年かかったことになります。

正確には、「エピソード#16懺悔室」は別の短編集に収録されているんですけどね。

③結論

「エピソード#16懺悔室」は岸辺露伴が教会の懺悔室である男の懺悔を聞く話です。

教会の懺悔室ではお互いの顔は見えません。

顔が見えないことをいいことに、岸辺露伴は神父になりすまします。

話はその男が24才のころまでさかのぼります。

恐ろしい呪いの物語です。

もしかしたら、それが16年前のことなのかもしれませんね。

今後、「16」の秘密や「懺悔室」の後日譚なんかがあるかもしれませんよ。

まとめ

「岸辺露伴は動かない」は、

岸辺露伴というキャラクターを介することで、ミステリーとしてより面白くなっています。

原作ファンだけではなくて、ミステリー、ホラー好きにもおすすめですよ。

ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

電子書籍も検索してみてください。

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