マンガ版「地底旅行」は冒険ものが大好きな人やディズニーファンにもおすすめですよ!
こんにちは。きたはちです。
5巻以内完結のマンガや漫画短編集をよく読んでいます。
「地底旅行」はジュール・ヴェルヌの同名小説を倉薗紀彦さんが漫画化したものです。
2015年から2017年に連載されていて、4巻完結です。
KADOKAWA・ビームコミックスから発売されています。
「地底旅行」は「センター・オブ・ジ・アース」原作の漫画化!
「地底旅行」は、東京ディズニーシーのアトラクションや映画で知られる「センター・オブ・ジ・アース」の原作としても知られています。
アトラクションも映画も原作にアレンジを加えたものですが、マンガ版の「地底旅行」はほぼ原作に忠実な内容になっています。
コミカルに描かれているところもあるので読みやすいですよ。
マンガ版「地底旅行」で原作の内容をチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
「地底旅行」 あらすじ
19世紀。
ドイツ・ハンブルクに住む鉱物学の世界的権威、リーデンブロック教授が骨董品店で購入した一冊の古書。
その本には暗号が記された羊皮紙のメモが挟まれていた。
リーデンブロックと甥のアクセルが暗号を解くと、そこには「地球の中心へたどり着く方法」が記されていた。
二人は地球の中心への入口、アイスランドのスネッフェルス山を目指し、ガイドのハンスと共にスネッフェルス山の火口へ向かう。
そこには大きな三つの縦穴が口を開けていたのだった。
洞窟一面を覆う水晶、巨大なキノコの森、地下に広がる大海原。
果てしない地下空間を舞台に、地球の中心に隠された謎に迫る大冒険が始まる!
登場人物
リーデンブロック教授
ヨハネウム学院の教授で鉱物学の世界的権威。
解けない謎のためにはあらゆる犠牲を惜しまない。
悪い人物ではないが、その探求心ゆえに甥のアクセルからは変人扱いされている。
講義中に口が回らなくなったり、慌てて実験器具を壊したりするほどの激しい癇癪持ち。
アクセル
リーデンブロックの甥。
助手をしている。
リーデンブロックの養女グラウベンと婚約中。
この物語の語り手。
ハンス
アイスランドの猟師。
相当に無口だが屈強で頼りになる男。
孤独感と絶望感がすごい!
三人は冒険の途中で何度もピンチにあいます。
その度に「もうダメだ!」と何度も思うんですよね。
ボロボロになった登場人物たち、絶望感のあふれる心理描写が逸品です!
水がない!
三人が地下洞窟を何日間も歩いているうち、早くも飲み水がなくなります。
アクセルはついに気を失ってしまいます。
人間が水なしで生きられるのはせいぜい4~5日。
三人はどうやって水を見つけるのか!?
一人ぼっち!
冒険の途中、アクセルは一人ではぐれてしまいます。
戻れる保証もない中、静かな洞窟で一人ぼっちになってしまいます。
その不安感と絶望感がみどころです!
光がない!
アクセルは大切なランプを転んで壊してしまいます。
真っ暗な洞窟の中で一人ぼっちなんて想像できますか?
三人のキャラクターのバランスがいい!
リーデンブロック教授の変人っぷりがすごいんですよね。
どんなピンチにあっても破天荒な性格を曲げないんです。
それを冷静に見ているのが語り手のアクセルなんですが、長い冒険の中でリーデンブロックの真の優しさと強さに気づいていくんです。
ガイドのハンスの優秀っぷりも半端ないんですよね。
なんならハンスだけで冒険できるんじゃないかっていうくらいサバイバル能力が高いんです。
リーデンブロックの知識、アクセルの冷静さ、ハンスの強さがいいチームになってるんですよね。
マンガと挿絵を合わせたような雰囲気のある絵柄!
「地底旅行」の絵はキャラクターこそ少年マンガっぽい絵柄ですが、背景が小説の挿絵のようで雰囲気があるんですよね。
特に雲の描き方に特徴が現れています。
緻密な背景がレトロな雰囲気をかもし出していますね。
倉薗さんの他の作品も試し読みしましたが、絵柄が全然違うのでびっくりしました。
「地底旅行」に合わせた絵柄にしているのがすごいですね。
まとめ
「地底旅行」はジュール・ヴェルヌの原作の雰囲気を大切にしながら、マンガ的に演出されていてとてもワクワクします。
何度も襲ってくるピンチにハラハラしますよ!
ピンチをくぐり抜ける三人の姿からは、恐怖に打ち勝つ勇気、意志の強さを学ぶことができます。
冒険ものが好きな人、ディズニー好きの人にもおすすめしたいですね。
あなたも未知の地底への旅行へ足を踏み出してみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
コメント