1巻完結,短編集

漫画「トロイメライ」島田虎之介 あらすじ・見どころ!1巻完結

こんにちは、きたはちです。

5巻以内完結のマンガや短編集をよく読んでいます。

オリンピックが延期になっちゃいましたね。

もしかしたら中止になっちゃうかもしれません。

島田虎之介さんのマンガ「トロイメライ」はオリンピックではありませんが、日韓W杯にまつわるめぐりあわせを描いています。

2002年当時、私は大学生でした。

大学のサークル棟の屋外にテレビを持ち出して、みんなで応援したものです。

まるで映画のような大人のしっとりしたマンガ「トロイメライ」。

オリンピックへの気持ちを抑えてマンガの世界に飛び込んでみませんか?

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漫画「トロイメライ」島田虎之介 あらすじ・見どころ!

こんな内容になっています。

・概要

・あらすじ

・登場人物

・スポーツと平和を描いている

・植民地時代の功罪を描いている

・マンガならではの物語

概要

「トロイメライ」島田虎之介さんのマンガです。第12回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しています。

2007年に青林工藝舎から刊行されました。1巻完結です。

電子書籍はありませんのでネット通販で購入してくださいね。

島田虎之介さんの「ロボ・サピエンス前史」についてはこちらの記事を読んでください。

「ロボ・サピエンス前史」ロボットだけの未来とは?【大賞作品】
島田虎之介さんの「ロボ・サピエンス前史」が第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞に選ばれました。マンガ界をにぎわせている「ロボ・サピエンス前史」がどんなストーリーなのかちょっとだけ紹介していきますね!ネタバレじゃないので大丈夫ですよ。

あらすじ

20世紀初頭にドイツで製造されたピアノ・ヴァルファールト。

音色は良くなかったものの、その丈夫さから数々の国に輸出され、長く愛用された。

製造されたヴァルファールトのうち、ある1台にはカメルーンでとれたオヴェンの木が使われていた。

神聖なオヴェンの木を切られて怒った呪術師マンベ・マンベは木に呪いをかける。

やがてそのピアノはオランダ統治下のインドネシアに渡り、時を経て日本へ持ち込まれた。

ドイツ植民地下のカメルーン、

2度の世界大戦、

インドネシアの9月30日事件、

湾岸戦争。

歴史の荒波にもまれた1台のピアノとそれに関わる人々をめぐる物語。

2002年6月11日、W杯 カメルーン対ドイツ戦はもうすぐだった。

登場人物

戸田ナツ子

調律師。

ボロボロのピアノ、ヴァルファールトの修復に携わる。

マンベ・マンベ

カメルーンの偉大な呪術師マンベ・マンベのひ孫。

ヴァルファールトの呪いを解くために日本へやってくる。

サッカー大好き。

依頼人

ピアノの修復を依頼した女性。

インドネシアの良家の出身。

アブー・ジャハーニ

イラン出身、山梨県富士吉田市在住の仏壇職人。

ナツ子が山梨のピアノ職人に依頼したところ、彼が来た。

強面だが真面目で「サンキューヨンキューサカモトキュー」など変な日本語を話す。

由利

赤星商事の社員。定年間近。

依頼人に口利きをお願いしたところ、ピアノの修復を交換条件にされた。

会社は手を引いたものの、個人的にピアノの修復をすすめる。

スポーツと平和を描いている

2002年に日韓で開催されたW杯と2020年に開催されるはずだった東京オリンピック。

多くの国々が参加する平和の祭典という意味ではワールドカップもオリンピックも同じですよね。

W杯に「トロイメライ」のような物語があるなら、オリンピックにも背後にいくつもの物語があるんじゃないでしょうか。

「トロイメライ」を読んでオリンピックに思いをはせるのもいいと思いませんか?

植民地時代の功罪を描いている

2020年にコロナウィルスと並び、大きな課題になっているのが人種差別です。

植民地支配は人種差別をうみ、戦争をうみました。

「トロイメライ」にはイラン人、日本人、カメルーン人、インドネシア人などいろいろな人が出てきます。

色々な国の人がひとつのピアノを思うストーリーには胸が熱くなりますよ。

すごくピースフルで今読むべきマンガだと思います。

マンガならではの物語

「トロイメライ」は映画のような演出が目立ちます。

横長のコマ頻繁な場面転換などが多用されているからです。

島田虎之介さんも映画好きみたいですね。

しかし、「トロイメライ」を実写化するのは大変でしょう。

色んなロケ地で、色んな俳優を集めて撮影を行う壮大なプロジェクトになってしまいます。

もし、時代が進んで色んな所でリモートで映画が撮れるようになったら映画化できるかもしれません。

しかし現状、「トロイメライ」は漫画でしか楽しめないストーリーなんですよね。

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まとめ

「トロイメライ」は世界規模のスポーツ大会植民地支配をテーマに扱っているという点で、今読むべきマンガだと思うんですよね。

そして、物語はひとつのピアノとW杯にたどりつきます。

音楽とスポーツのピースフルなメッセージがいっぱいつまった物語ですよ。

ぜひ読んでみてくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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