どうもこんにちはきたはちです。
5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。
このブログでは主に短くてサクッと読める新刊マンガの感想をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。
マンガ『だんな様はひろゆき』が10月20日に発売されました!おめでとうございます!
この記事では、『だんな様はひろゆき』の感想をまとめてみました。
ひろゆきファンなら買ってほしい一冊です。
ただ、エッセイマンガとしては中くらいかな?いい意味でも悪い意味でも、結婚式の引出物とといった感じでした。
『だんな様はひろゆき』ってどんなマンガ?
論破王、家では宇宙人!?
掲示板管理人・ひろゆきの日常を妻が赤裸々に描く脱力系4コマ。
「ギャップありすぎ」とツイッターで話題沸騰のウェブ漫画が待望の書籍化。
『だんな様はひろゆき』 Amazon詳細ページより
原作は西村博之さんの妻、西村ゆかさんで、マンガは『サチコと神ねこ様』のwakoさんです。
「ただの感想ですよね?」
『だんな様はひろゆき』の中にこんなエピソードが登場します。
ひろゆきさんはゆかさんの料理を「おいしい」とは言わないそうです。
料理を作っている人にとってはちょっと嫌ですよね?
そのかわり、「まずい」とも言わない。それは、「おいしい」も「まずい」もただの感想であって何もつたわらないからなんだそうです。
たしかに、おいしいと言われても、それ以外になにがその人にとっておいしいものかわからないですし、まずいと言われてもどこをどう直せばいいのかわからないですよね?
「ただの感想ですよね?」
という有名なフレーズもただの煽りではなく、議論を前進させたい気持ちからでた言葉だったのかもしれません。
そうすると、ぼくがこのマンガをおもしろいだのつまらないだの言っても、ほかの人にはなんの参考にもならないのかもしれないですね。
なにがたりないのか?
このマンガに足りないと思ったところは心の奥底をえがいていないところです。
このマンガを読んでみようと思ったのは、ひろゆきさんのプライベートに興味があったからです。
ぼくのひろゆきさんの印象は、ネットニュースでインタビュー記事があったら読むくらい。興味はありますが本は読んだことはありません。
マンガの醍醐味の一つは、作者の心の深くをのぞきみるような気持ちになれるところです。その意味で、心の深くまでは垣間見えませんでした。
このマンガは、西村ゆかさんが夫婦生活になやんでいたときに原作をつくったのだそうです。だとしたら、悩み苦しんだところももう少しみてみたかったですね。
『監督不行届』
このマンガに似た作品として、安野モヨコさんの『監督不行届』があげられます。
『監督不行届』は、安野モヨコさんと夫の庵野秀明さんの生活をえがいたマンガ。庵野監督夫婦のオタクなプライベートがおもしろおかしくえがかれています。
『監督不行届』が『だんな様~』と違うのはフィクション要素が強いところです。
安野さんが赤ちゃんみたいな風貌だったり、庵野監督が試着室でウルトラマンのポーズをしていたり、極端にデフォルメされてえがかれています。(ウルトラマンについては実際にあったことかもしれませんが。。。)
こういった夫婦もの、もしくは日常もののマンガは、悲しみやドロドロしたところまでさらけ出して描くか、『監督不行届』のように開き直ってフィクションとして描くかのどちらかではないでしょうか?『だんな様~』はそういった意味では中途半端だったと思います。
おもしろかったところ
この作品のいいと思ったところもあります。それは、ひろゆきさんの人間としての特徴があらわれていたところです。ひろゆきさんはガチガチに論理的なイメージですが、作品の中ではわがままだったり、矛盾していたりして、案外人間味があって親近感がわきました。ただ、ひろゆきさん本人にとっては、そういう不完全な部分は人にはあまりみられたくない部分かもしれませんね。
ぼくのまわりにも、あまりに考え方がロジカルすぎて合わない人がいました。ただ、だからこそビジネスで力を発揮できるとも言えます。そういったロジカルな人々に対してはどのように接していけばよいのか?そのヒントがこの作品にあると思います。
ゆかさんがひろゆきさんをどのように『操縦』しているのか?あるいは、ひろゆきさんなりの『気遣い』はどんなところにあるのか?あなたのまわりのひろゆきさん的な人にもあてはまる部分があるかもしれません。
まとめ
というわけで今回は以上です。最後までよんでくださってありがとうございました。
『だんな様はひろゆき』はひろゆきさんの違った一面がみられる作品です。ひろゆきさんに興味がある人は読んでみてくださいね。
このブログではマンガにまつわる様々な情報を紹介していきます。
twitterもやっていますのでフォローなどよろしくお願いします。それでは。
コメント