「鎧光赫赫」の魅力６選 戦国の迫力バトル＆セクシー！

時代ものでバトルがあってちょっとエロいマンガ読みたいな

　

という人は、「鎧光赫赫ガイコウカッカク」がおすすめです。

　

「鎧光赫赫」は「狼の口～ヴォルフスムント～」の久慈光久さんの短編集です。

　

「鎧光赫赫」の収録作品は戦国時代が舞台のお話が多いですが、

他にもアメリカが舞台の「ラピッドファイア」という短編、

森薫さんの「エマ」アニメ化応援のために連載していた「舞子の部屋」が収録されています。

　

「鎧光赫赫」は2010年、エンターブレイン（現KADOKAWA）から発売されました。

収録作品

タイトル	あらすじ
夢侍	家族にも幼なじみにも愛想をつかされた百姓の次男が侍を目指す
戦国銃兵　孫一	雑賀孫市一行が織田家と本願寺に挟まれた村を舞台に巻き起こすバトル
雷電突攻	カラス天狗一族の化け物退治
弾丸餓鬼	サイガ銃兵・タマガキと弓の名手との勝負
千草峠の風	銃の名手・杉谷善住坊が信長暗殺を企てる
舞子の部屋	森薫「エマ」アニメ化応援のため連載されたノンフィクション？
ラピッドファイア	ラテン系アメリカ人・ドロレスが自衛のために銃のトレーニングをする
鎧光赫赫	謎の武士と槍の名手との一騎打ち

戦国の迫力バトル＆セクシー！マンガ短編集「鎧光赫赫」の魅力６選

１．迫力のバトル

久慈さんの描くバトルは迫力があります。

画力が高く、バトルマンガに適したマンガ的技法を備えています。

　

久慈さんの線は細いところと太いところの差が激しいので、

表情や筋肉のメリハリがはっきりしています。

　

また、効果線や爆発の表現、描き文字もレベルが高くてバトルを効果的に演出しています。

２．コマ割り

一般的に、マンガでバトルの緊迫感や心理的な不安感を表現したい場合には、

コマ割りを斜めにしたり変形させたりします。

　

有名な例だと、「ジョジョの奇妙な冒険」ではバトルシーンなどで、

ページ全体を斜めにしたようなコマ割りになっています。

　

しかし、久慈さんのコマ割りはほぼ長方形のコマしか出てきません。

コマ割りに頼らなくてもバトルのスピード感や緊迫感が伝わってきます。

　

それだけ画力が高く、構図も魅力的ということがわかります。

３．武器マニア

あなたは武器や武具が好きですか？

　

銃とか、刀とか、鎧とかです。

久慈光久さんは相当のガンマニアであるとともに、中世や戦国時代の鎧が好きみたいです。

　

「舞子の部屋」は、森薫さんの「エマ」のアニメ化応援するための連載なのですが、

久慈さんの趣味が度々出てきます。

　

「エマ」はバトルが出てくるマンガではないのに、

久慈さんはどうしてもそっちに話を持っていきたいみたいで、

「エマ」の登場人物に銃でバトルさせたり、

関係ない電車の中とかでバトルが始まったりします。

　

他の短編でも銃や武器、鎧などに相当なこだわりがうかがえます。

　

「鎧光赫赫」の意味も、「鎧の光が強く輝く」という意味ですから、

鎧に対する愛が感じられますよね。

４．グラマラスな線

強弱の激しい久慈さんの線は、女性も魅力的に見せてくれます。

なめらかでメリハリのある線で描かれる女性はとてもセクシーです。

　

そしてめちゃくちゃ美人です。

特に、「ラピッドファイア」の主人公・ドロレスは褐色の肌と健康的なスタイルが魅力的です。

　

「鎧光赫赫」に出てくる女性はみんな男勝りで簡単になびくような感じではありません。

気の強い女性だからこそセクシーシーンの見ごたえがありますよね。

５．魅力的なキャラクター

「鎧光赫赫」に出てくる女性キャラクターは男勝りにとどまらず、

男性と同等に戦ってしまいます。

　

非力そうな女性が男性キャラをバタバタなぎ倒すのは気持ちいいですよね。

　

やられ役のキャラもいい味を出しています。

　

ちょっと考えが浅そうだったり、顔がどことなく下品だったりすると、

「やっつけたいなコイツ！」

と思いますよね。

　

やられ役がちゃんと描けてるからこそ、主役が引き立つのかもしれませんね。

６．悲劇的な展開

「鎧光赫赫」は主人公とかいい人が結構ひどい目にあいます。

時代劇でも仇討ちの話がありますよね。

　

久慈さんの代表作、「狼の口」も堅牢な関所になすすべもなく倒れていく民衆を描いた、残酷なバッドエンドの話がつづく話です。

　

久慈さんは、悲しみの情念とか悔しさのこもった表情を描くのもうまいです。

　

悲しみを乗り越えた末に、バトルで悪者をやっつけると、

「うらみを晴らした」という達成感があって爽快ですよね。

どこで買った？

「鎧光赫赫」は書店で購入しました。

308ページで結構厚めですがスイスイ読めますよ。

電子書籍も出ています。

このボリュームで税抜720円はお得です。

まとめ

「鎧光赫赫」は久慈さんが確かな画力で迫力のあるバトルを描いています。

魅力的な女性キャラのセクシーシーンもあります。

　

サクっと読める割に大ボリュームなので読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。