1巻完結,短編集

新刊マンガ『末期ガンでも元気です』ガンなのに笑える!?(1巻完結)

こんにちは。きたはちです。5巻以内完結や短編集など短いマンガをこよなく愛しています。

『末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる』が2月15日に発売されました。おめでとうございます!

『末期ガンでも元気です』はひるなまさんのマンガです。

BL漫画家のひるなまさんが突然、ステージ4の大腸ガンになってしまいます。このマンガはひるなまさんのガン闘病生活を描いた作品です。

ずっと読みたいと思っていて単行本化が楽しみだった作品です。内容も期待どおりでしたね!

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『末期ガンでも元気です』ってどんなマンガ?

ぼくがはじめてこのマンガを知ったのははてなブックマークかTwitterだったと思います。ひるなまさんが鳥獣戯画のうさぎみたいな姿になっていて、かわいらしい絵で明るいテンションでガンの話がえがかれているエッセイ漫画です。病院でのやりとりとかどういう手続きが必要かとかも詳細に描かれているので参考になりますね。

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魅力①ガンなのに明るい!

ガンという重いテーマの話を明るいテンションで届けてくれるところが、このマンガの魅力ですね。

「ウッ…急に腹が!腹が減る!

ですからね。第一話が。そういうインパクトのあるマンガっぽい見せ場がところどころあります。

ひるなまさんのBL漫画家としての本領も発揮されちゃっているんですよね。お尻からカメラを入れる内視鏡検査っていうのがあるんですが、ひるなまさんもお仕事上、お尻に何かを挿入する場面を描くことが多いので、腸の感じとかローション的なものとかがやたら上手です。多少おふざけ的にえがいていると思いますが、ガン患者本人がえがいているのでそこは文句のつけようがないですよね。

魅力②参考になる!

このマンガは、ガンになった人やそのご家族にとってもきっと参考になると思います。

ひるなまさんはなぜか医療関係者の知り合いやフォロワーが多いようで、闘病生活の中でさまざまな人からアドバイスをたくさんもらっているんですよね。マンガ自体も医療関係の先生の監修をえているので信頼性の高い内容だといえます。

魅力③イケメンが多い!

イケメンが多いっていうのも魅力ですね。

ひるなまさんはBL漫画家だけあってさまざまなイケメンのお医者さんがでてきます。ひるなまさんの絵は色気のある線がいいですね。筆っぽい墨だまりがある線。絵がキレイなだけじゃなくて、ちゃんとひるなまさんならではの特徴があるところがいいですね。

闘病生活のマンガが面白い理由って?

闘病生活の話ってなんでおもしろいんですかね。申し訳ないんですけど。

潰瘍性大腸炎の闘病生活をえがいている島袋全優さんの『腸よ鼻よ』っていうマンガもおもしろいですよね。

ひるなまさんの場合、ガンですからね。ワードとして強いですよね。潰瘍性大腸炎も大変ですけど。

闘病生活の話がおもしろいのは、純粋に人体に関することだからだと思います。病気は病気でもメンタルのことをえがいたマンガもありますが、やっぱり、物理的な人体の中身の話はそれとは別にひきつけるものがあります。

興味本位でいい!

他人事だということも人をひきつける理由ですよね。「ガンってどんな感じだろう」という単なる興味本位です。ガンをはじめとした重大な病気って、なってる人よりもなっていない人の方が多いですよね。自分のことだとは思っていない、どこか他人事だと思っています。

でも、だれでも病気になりうる。病気のことは知りたいけど患者さんに直接はきけない。だからこういったマンガで知れるということはとても貴重なことだと思います。

マンガを読むときに「病気でかわいそうだから読む」なんていうのはきれいごとだし、同情だと思います。『末期ガンでも元気です』はそんなことを抜きにして面白いから大丈夫。むずかしいことは考えずに「おもしろそうだから読む」でいいんですよね。

食事とかお酒とかはあまり出てこない…

自宅での普段の食事の内容とかどんなお酒の飲み方かとかはあまり描かれていないので、そこだけ紹介文とはちょっと違いますね。でも、それを補ってあまりあるおもしろさがあるので大丈夫です。

まとめ

『末期ガンでも元気です』は1巻完結でポラリスCOMICSから発売されています。ぜひ読んでみてくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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