1巻完結,短編集

黒田硫黄「大王」の面白さがよくわからない

黒田硫黄の処女漫画短編集「大王」の面白さがよくわからないです。

黒田硫黄さんはデビュー以来、数々の高い評価をされてきました。

大友克洋寺田克也よしもとよしともには本作「大王」の推薦文を書いてもらい、

「茄子」では宮崎駿「このおもしろさが判る奴は本物だ」と言わしめました。

私はよくわかんないので多分ニセモノですかね。

「『大王』は大傑作です!」「漫画表現の革命です!」なんてかきたかったのですが、わからないのにウソはかけません。

いったいどんなところが分からないのか、分からないなりに「ここが魅力なんじゃなかろうか」というところをまとめてみましたので参考にしてくださいね。

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黒田硫黄「大王」の面白さがよくわからない

こんな内容になっています。

・概要

・絵がうまいと思えない

・作品紹介①「象の散歩」

・作品紹介②「THE WORLD CUP 1962」

・作品紹介③「あさがお」

概要

「大王」は1999年にイースト・プレスから発行されました。

デビュー作の「蚊」をはじめとした11作品と本人による各話の解説(あとがき)、雑誌「ユリイカ」に掲載されたコラムが収録され、全256ページと多めのボリュームになっています。

私が黒田硫黄さんのマンガをはじめて読んだのは「COMIC CUE」という漫画雑誌です。

「大王」には「COMIC CUE」掲載の作品も多く収録されています。

当時もわからなかったですが、今もやっぱりわからないですね。

絵がうまいと思えない

わからない1番の理由は黒田さんの絵がうまいと思えないことですね。

黒田硫黄さんはコマ割りのうまさが評価されてるんですが、正直よくわからないんですよね。

確かにおもしろい構図の絵で、構図に合わせたコマの形になってたり、躍動感のあるシーンでは断ち切りや斜線を用いたコマになっています。

私がコマ割りの何たるかをしらないってのもあるんですが。

線は一本につなげて描かれていないし、まっすぐでもない。

デッサンが正確とも言えません。

ダイナミックさは評価したいですが、そこまで手放しでほめられないかなと思います。

作品紹介①「象の散歩」

「象の散歩」は工場に勤めている男が転勤が決まり、アパートで飼っているをどうするか悩むという話です。

男はクジラを飼っている少女と出会いますが、そのクジラは逃げてしまいます。

男はクジラと同じように工場付近で象を逃がしてしまいます。

「象をうまいこと山とかに放せなかったの?」と思ってしまいますよね。

本当に意味不明なんですが解釈するのであれば、「つまらないことで悩まなくても視点を変えればなんとかなる」ってことですかね。

黒田硫黄さんのマンガにはよく象が出てきます。

「なんで象?」って感じなんですが、ただ好きなんでしょう。

筆で黒々と描かれた象の迫力や工場や曇り空の重々しさが絵から伝わってきます。

作品紹介②「THE WORLD CUP 1962」

「THE WORLD CUP 1962」もよくわからないです。

ハンチングに丸眼鏡姿の少年・小林は少女・亀山亀子にあこがれていますがいつも空回り。

ある日、小林の親代わりの寺主が何者かに襲われ死んでしまいます。

小林が亀子をむりやり連れ出して向かった先には、アメリカの巨大ロボットが。

一方、世界はキューバ危機をまぬがれることはできず、核戦争が起こって人類は滅亡してしまいます。

滅亡した世界で小林と亀子の乗ったロボットは、別の国のロボットに出会います。

ロボットたちは友好を呼びかけますが、小林は戦いを挑みます。

なぜロボットが出てくるのか、なぜ仲良くしようというロボットに戦いを挑むのか、話が全く分かりません。

象と同じく、ロボットも黒田作品に多く登場します。

「単に少年少女とロボットが描ければストーリーなんかどうでもいい!」って感じで本当に意味不明ですね。

小林少年の躍動感あふれる動きロボットのダイナミックさはなんとなくわかります。

作品紹介③「あさがお」

「あさがお」はよしもとよしともさん原作の作品です。

小学生のさっちゃんが変質者扱いされているヨシキと関わる中で、

同級生の乱暴者・コンノに立ち向かったり、水泳をがんばったりします。

15年後。

さっちゃんは会社帰りに彼氏と映画を観ていました。

映画監督の名はクサカヨシキ

変人のヨシキでした。

他の物語よりはわかりますが、途中でヨシキが空を飛んで月に行ってしまうところはよくわからないですね。

逆さの構図や顔に反射するプールの水の表現は確かにおもしろいです。

ヨシキが空を飛ぶシーンもダイナミックですね。

でも、まっすぐでない線は相変わらずです。

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まとめ

黒田硫黄さんの漫画の得体の知れなさは誰でも何かしら感じるものがあるかもしれません。

描きたいものを描けばマンガになることを体現しているとか、絵は油っこいべっとりとした独特の印象を受けるとか評することはできます。

ただ「大王」に関してはなんとなく小難しいことを並べて手放しで称賛しているようなレビューばっかりなので、「なんだ?黒田硫黄が一橋だから学歴コンプで怖気づいたか?」と反骨心が出てきたのでこんな記事の内容にしてみました。

でもまだわからないことがあるので、私は黒田硫黄さんをもうちょっと読んでいこうかなと思います。

得体の知れなさ自体も魅力なのかもしれませんね。

「大王」、気になる方はぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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