1巻完結,短編集

大橋裕之「夏の手」(文庫版)の内容は?1巻完結漫画レビュー!

2020年8月6日に大橋裕之さんの漫画「夏の手」の文庫版が幻冬舎から発売されました!

インパクトのある絵と「夏の手」という気になるタイトル。

いったいどんな漫画なのか紹介していきますね!

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「夏の手」文庫版、電子書籍もうれしい値下げ!

「夏の手」は2012年に発表された1巻完結の漫画です。

単行本は定価1,200円(税別)でしたが、文庫本は630円(税別)とお得になっています。

文庫本発売に合わせて電子書籍も値下げになっているんですよ。

電子書籍って文庫が出ても値下がりしないものがあるんですよね。

考えてみるとおかしいですよね。

文庫版がある漫画は文庫版の値段に合わせてほしいです。

幻冬舎さんの対応が広まってもらえるとうれしいですね。

「夏の手」文庫版は178ページです。

ミュージシャンで俳優の渡辺大知さんが解説を寄せています。

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あらすじ

タケシはアホだ。

みっちゃんはタケシよりアホだ。

でも、夏は日本に来ない。

夏さんを連れてくるために、タケシ、マサオ、ユウタの3人は冒険の旅に出る。

はたしてタケシたちはみっちゃんを救えるのか?

登場人物

タケシ

主人公。小学3年生。アホ。アホゆえにいじめられている。

菊川食堂の息子。

みっちゃん

遠藤みち子。タケシよりアホな女の子。

「夏は日本に来ない」と言い出す。

マサオ

タケシよりは頭がいい。

ユウタ

太っているからいつも夏祭りのすもう大会に出させられる。

「スタンド・バイ・ミー」を超える名作?

2012年の「夏の手」発売時には「『スタンド・バイ・ミー』を超える名作」というコピーがありました。

さすがに言いすぎだと思ったのか、今回の文庫版発売時には消えてましたね。

実際のところどうなのかというと、私自身もスタンド・バイ・ミーは言いすぎかなと思います。

「夏の手」にもいいところがあって、「スタンド・バイ・ミー」にもいいところがあるって感じですね。

キャッチコピーをつけた当時ももしかしたら冗談だったのかもしれないですね。

子どもが思いついたような物語がノスタルジック!

「夏の手」がノスタルジックなのは、子どもが思いついたような漫画だからだと思うんですよね。

表紙の絵からもわかるとおり、大橋裕之さんの絵はお世辞にもうまいとは言えない絵です。

本当に子どもが描いたんじゃないかって思うくらいです。

ストーリーも現実と空想が入り混じってごちゃごちゃしています。

大人になってくると、物語のつじつまを合わせたり、絵をうまくしなきゃと思いがちですが、「夏の手」はそういった既成概念を取り払っている感じです。

狙ってできそうでできない、子どものころの感覚を呼び覚ましてくれそうな漫画ですね。

「夏の手」のノスタルジックなところ①時空をとびこえる

タケシとマサオとユウタは夏さんを連れてくるために常夏の島「ケロ島」へ向かいます。

ケロ島は海外らしく、3人は船に密航して向かいます。

大人の私は「結構簡単に密航してるし、パスポートとか大丈夫なのかな」とかつまらないことを考えてしまいます。

簡単に時空をとびこえられる発想の自由さがすごいですね。

今日日、小学生でも思いつかないかもしれません。

「夏の手」のノスタルジックなところ②大人が怖い

「夏の手」は大人が怖いものとして描かれています。

大人に殴られるシーンが結構多いんですよね。

「夏の手」の中では大人はあくまで子どもの対比として描かれています。

大きくて怖くてわかり合えない存在。

大人は子供にそう見られているということを自覚しないといけないですね。

「夏の手」のノスタルジックなところ③みっちゃんの圧倒的ヒロイン感

あなたの初恋はいつでしたか?

私は小学校1年生の時です。

めっちゃかわいい子が「プリントがない」と言っていたので走って職員室に取りに行ってあげた記憶があります。

「夏の手」のみっちゃんは目がパッチリめに描かれています。

みっちゃんの性格もいいですね。

アホだけどみんなを笑顔にしてしまうところや、期待に応えてくれる素直さがあります。

きっと小学生ならみんなみっちゃんに恋をしてしまいます。

大橋さんのヘタウマな絵は、抽象的なイメージとなって、誰の中にもある初恋の「あの子」を連想させています。

私が小1のころに恋したあの子はもしかしたらそんなにかわいくなかったかもしれませんが、当時の私の目にはキラキラして見えたんだと思います。

まとめ

「夏の手」は子どもの発想の豊かさを思い起こさせてくれる漫画ですね。

空想に満ちた物語を自分の思い出と置き換えて比喩的に読むのが大人の読み方だと思います。

子どもらしさを思い出したい!

という大人におすすめですね。

ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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