エロティックなミステリー漫画読みたい!
となったら中村明日美子さんの「ウツボラ」しかありません!
ただエロティックなだけでなく美しいエロですね。
謎に満ちたストーリーも魅力的です。
大人なミステリー作品ですね。
「ウツボラ」の気になる中身について紹介していきますね。
考察したくなる!?エロティックミステリー漫画「ウツボラ」
「ウツボラ」は太田出版「マンガ・エロティクスF」で2008年から2012年まで連載されていました。全2巻完結です。
この記事はこんな内容になっています。
次のページでは考察もしていますので読み終わった人はあらためて読んでみてくださいね。
・あらすじ
・登場人物
・エロティックで美しい!
・派手な感情表現にほれる
・レイアウトがいい
・考察したくなる!謎に満ちたストーリー
あらすじ
![](https://kitamanga.com/wp-content/uploads/2020/07/1119303_s-min.jpg)
1人の女性がビルから飛び降り自殺をした。
顔の損傷が激しく、身分を証明するものがなかったが、携帯電話の履歴から2人の人物に行き当たった。
作家の溝呂木舜と女性の双子の妹の三木桜。
女性の名前は藤乃朱だった。
しかし、警察は死んだのが本当に藤乃朱という人物だったのか疑問を持ちはじめる。
溝呂木と藤乃朱のただならぬ関係が、溝呂木の連載「ウツボラ」に関わるものへと発展していく。
登場人物
溝呂木舜
作家。
官能的な作風で活躍していたが、近年はエッセイなどを執筆。
かつての作風を思わせる新連載「ウツボラ」が好評。
藤乃朱
溝呂木が出版社主催のパーティーで出会った美少女。
ビルから飛び降り自殺した。
損傷が激しく、顔はわからない。
三木桜
死んだ藤乃朱の双子の妹。
両親が離婚し、別々の親に引き取られたが、最近再会した。
辻
南洋出版の編集者。
最近、溝呂木の担当になった。
溝呂木にある疑念を持っている。
望月
警視庁生活安全課の刑事。
スキンヘッドで小説好き。
海馬
警視庁生活安全課の刑事。
藤乃朱の死について疑問を抱き、独自に調べ始める。
コヨミ
溝呂木の姪。
溝呂木の自宅で居候をしながら専門学校に通っているが、普段は溝呂木の身の回りの世話をしている。
エロティックで美しい!
![](https://kitamanga.com/wp-content/uploads/2020/07/BeethovenfriesPD-US-min.jpg)
中村明日美子さんの絵はクリムトやミュシャの絵画のようなエロさと美しさがありますね。
女性の体は手足が細いながらも乳房は豊満で官能的です。
男性の長くて太い指もエロいですね。
舌の唾液やしたたる愛液などのシズル感もたまらないです。
黒髪のはらりとした感じもとても妖艶。
シンプルな線で表現されているのに想像力を掻き立てられますね。
派手な感情表現にほれる
![](https://kitamanga.com/wp-content/uploads/2020/07/2660148_s-min.jpg)
男性キャラクターのうろたえようが魅力的ですね。
男性の精神的な弱さを表現することで、キャラクターとしての魅力を引き出している感じがします。
三木桜の謎に満ちた感情の動きについても注目ですよ。
レイアウトがいい
![](https://kitamanga.com/wp-content/uploads/2020/05/3322528_s-min.jpg)
中村明日美子のマンガは目線の流れが自然に移るんですよね。
吹き出しもなんとなくナナメに配置されていたり、登場人物の目線の先に次のコマがあったりします。
ページの右上から左下へと自然と読者の目線が誘導されます。
セリフも収まりがよくてスイスイ入ってきます。
レイアウトの教科書みたいな美しい漫画ですよ。
考察したくなる!謎に満ちたストーリー
![](https://kitamanga.com/wp-content/uploads/2020/05/3472652_s-min.jpg)
「ウツボラ」のストーリーは事件のあらましについては最後までぼやかしてるんですよね。
「結局どうなったかはご想像にお任せします」って感じです。
「誰が死んだのか」「なぜ死んだのか」
多くは語らないストーリーがぐいぐいと読者をひきつけます。
まとめ
「ウツボラ」はエロティックで美しい表現が魅力ですが、ストーリーも美しいですね。
謎に満ちたストーリーはミステリーファンも納得でしょう。
まさに大人のミステリー漫画です。
女性も男性もエロティックに描かれているから、誰でもドキドキしちゃいますよ。
「ウツボラ」ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
次ページは「ウツボラ」考察です。
まだ読んでない人はみないでくださいね!
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