こんにちは、きたはちです。
仕事してないと子守りをたのまれます。
最近、桜の咲く公園でおいっこめいっこと全力で鬼ごっこしました。
私はずっと鬼の役で子どもたちは怪獣にでも追いかけられるように
叫びながら逃げ回っていました。
通報されないか心配・・・。
怪物に追いかけられるシーンはAKIRAにも出てきます。
AKIRAを読み返してみると、
「これはあの作品のこのシーンと似てる」
「これはあのハリウッド映画に出てきた!」
と影響を受けた作品がたくさんあることに気づいたので
紹介していきたいと思います!
シン・ゴジラがAKIRAのパクリ!?
シン・ゴジラはエヴァンゲリオンの庵野秀明さんが総監督を、『日本沈没』、『のぼうの城』で知られる樋口真嗣さんが監督を務めた作品です。
庵野秀明さんは日本のオタクの総元締めのような人で、
マンガ・アニメ・特撮に深い造詣を持っていることで有名です。
エヴァンゲリオンもウルトラマンやゴジラの影響を少なからず受けているでしょうが、
「シン・ゴジラはAKIRAとは関係ないんじゃないの?」
とみなさんは思われるかもしれません。
AKIRAの大友克洋さんは庵野秀明さんより少し上の世代で、
庵野さんの大学時代のころ、大友さんはマンガ家としてデビューして間もないころだったようです。
その様子は、当時、庵野さんと大学の同窓生だった島本和彦さんの『アオイホノオ』という作品からわかります。
その後は大友さんも庵野さんもアニメの第一線で活躍していくことになります。
東京の街の緻密な描写
シン・ゴジラではいわゆる「蒲田くん」が
東京・蒲田付近に上陸する様子が描かれています。
建物や川に至るまで再現した蒲田の町が破壊される様子はゾッとしますよね。
AKIRAでも東京の代々木第一体育館が象徴的な建物として出てきます。
また、夜中に民家が破壊されていくシーンでは、
寝ていたお年寄りが出てきたり、パジャマ姿の子どもが出てきたりして
ちょっとした生活感にリアリティを感じます。
家をつぶされたにもかかわらず、子どもが「カッコイイ」なんてつぶやいていて、
何気ないコミカルなシーンが意外と
AKIRAの魅力として大きいんじゃないかと思います。
閣僚・専門家による会議
シン・ゴジラでは閣僚や専門家たちが会議をするシーンが多く、
早口のセリフが話題になりましたが、
マンガAKIRAにもところどころで閣僚や専門家たちの会議のシーンが挿入されています。
専門用語やしがらみを感じられる意見が飛び交う会議を見ていると
いっしょに同じ問題に取り組んでいるような感じがして、
物語に引き込まれますよね。
パニックになる群衆
シン・ゴジラでは、ゴジラによって町が破壊され、人々がパニックになります。
AKIRAでも人々が逃げまどってパニックになる姿や
絶望している人、くるったように笑う人など様々な人物描写が出てきます。
シン・ゴジラではスマートフォンで撮影する様子や
ツイッターでつぶやく様子が描かれ、時代を感じますね。
アメリカの介入
大国が介入してくると、
「ついにここまできたか」
と物語のスケールの大きさを感じます。
シン・ゴジラでは特使が来て、軍事的介入はありませんでしたが、
AKIRAではアメリカ以外の国からも研究者が集められたり、
兵隊のスニーキングミッションなんかも描かれています。
レディ・プレイヤー1
『レディ・プレイヤー1』は巨匠スティーブン・スピルバーグが監督したハリウッドSF映画です。
現実世界とゲームの世界両方を舞台にしているのですが、
ゲームの世界でヒロインのアバターが操縦する愛機として登場するのが
AKIRAの金田のバイクです。
真っ赤でスクーターのような大胆なデザインのバイクはAKIRAで象徴的な存在です。
一度は乗ってみたいですよね。
『レディ・プレイヤー1』にはその他にも
様々な作品に出てくる人やモノが登場します。
ストーリーもハリウッドとゲーム文化をうまくミックスさせたような
わくわくする展開なのでぜひ見てみてください。
Digression:AKIRAとファッション
遥か昔―
私、きたはちが10代のころ
「メンズノンノ」や「スマート」などのファッション誌に
オシャレな男子のインテリアを紹介するような特集がありました。
その部屋の片隅にAKIRA全巻があったり、ポスター、
金田のバイクのフィギュアがあったりして
「マンガとファッションって両立するんだ」
「AKIRAってオシャレなんだ」
という空気が流れはじめた時代だったんじゃないかと思います。
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