1巻完結,短編集

「二匹目の金魚」で散歩が楽しくなる理由!【panpanya】

ノスタルジックで不思議なマンガ読みたい

と思ったらpanpanya(パンパンヤ)さんのマンガがおすすめです!

今回は、panpanyaさんの「二匹目の金魚」を紹介していきます。

panpanyaさんは日常のちょっとした疑問を空想を交えて漫画にしています。

読むと散歩が楽しくなるかもしれませんよ?

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panpanya「二匹目の金魚」で散歩が楽しくなる理由

・作品概要・作者panpanyaさんについて

・作品紹介(一部)

・魅力①ちょっとした疑問を膨らませる探求心

・魅力②近所で見つける不思議

・魅力③リアルな風景

・魅力④なさそうだけどありそう

「二匹目の金魚」と作者panpanyaさんについて

「二匹目の金魚」panpanya(パンパンヤ)さんの書籍化5作目のマンガ短編集です。

白泉社から発売されています。全204ページです。

panpanyaさんに出てくる物語の主人公は共通しておかっぱ頭でズボンをはいた少女です。

主人公は日常にある不思議なことに疑問を持って、現実とも空想ともつかない答えを導き出します。

「二匹目の金魚」には1ページで終わってしまうものから少し長めのものまで、計19編収録されています。

panpanyaさんは2000年代後期からpixivなどで活動を始めました。

2013年に「足摺り水族館」で商業誌デビューしています。

「二匹目の金魚」作品紹介(一部)

ここからは「二匹目の金魚」の収録作品を一部紹介していきますね。

メロディ

あなたの街では夕方になるとどんなメロディが流れてきますか?

私のところではメロディはなくて、役場か何かからのメッセージが流れます。

いつも聞き取れないんですけどね。

「メロディ」というお話では夕方になると

「ローポポー…」

という音楽が町に流れてきます。

主人公は友達と一緒に音楽の正体を突き止めようとするのですが、

音が聞こえるのにスピーカーすら見つけられません。

スピーカーがないのに音がするわけないですよね。

やがて二人は衝撃の事実を知ります。

制御に関する考察

電信柱の街灯がなんで夜になると点くのか知っていますか?

「制御に関する考察」という物語の中にその答えらしきものが描いてあります。

本当かどうかはわからないんですけどね。

私は、普通に時間が設定してあって点くのかなと思ってるんですが、

このマンガでの答えはちょっと違っていました。

「制御に関する考察」を読んだあとには絶対に街灯を見上げてみたくなりますよ。

かくれんぼの心得

「かくれんぼの心得」は、どうやったらかくれんぼを上手くなるかという話です。

主人公と友達が見つけたのは、「かくれんぼ講座」の貼紙。

講座で勉強した主人公は、「絶対に見つからない隠れ場所」を見つけます。

かくれんぼ、大人になったら普通やりませんよね。

「かくれんぼの心得」を読むと思わず街の中で隠れられそうなところを見つけたくなります。

大人になって本気でかくれんぼしてみるのも面白いかもしれませんね。

魅力①ちょっとした疑問を膨らませる探求心

街灯の仕組みなんて今まで考えたことありますか?

panpanyaさんは生活している中でのちょっとした疑問を膨らませておもしろくしてしまいます。

本当かどうかわからないですが、

「こんな仕組みだったらおもしろいのにな」と思うに違いないですよ。

魅力②近所で見つける不思議

あなたは散歩が好きですか?

「二匹目の金魚」は、主人公の少女が近所で見つけた不思議を題材にしています。

少女が住んでいるところは多分、東京の下町あたりですかね。

どこか昭和の香りが漂う住宅街です。

少女がそこで見つけるのは、たとえば、

「夕方にいつも流れる謎の音楽」だったり

「かくれんぼで使えそうなひみつの隠れ場所」だったりします。

「自分の近所にも『二匹目の金魚』に出てくるような不思議があるんじゃないか」

と思わせてくれますよ。

魅力③リアルな風景

panpanyaさんの作品は、背景のかきこみが緻密です。

直線でなくてちょっと歪んでいたりもするんですが、それもまたノスタルジックな感じが出ていて素敵です。

魚眼レンズでのぞいたような構図もあり、まるで子供の目線から見たような絵もありますよ。

その割に人物はそっけなく描いてあるんですよね。

人物までリアルだったら劇画になっちゃうんですけどね。

そっけないからこそかわいい感じが出ています。

主人公と友達以外は、

トカゲみたいな顔だったり一つ目のロボットみたいな頭だったりと結構愉快な感じです。

魅力④なさそうだけどありそう

panpanyaさんが描く物語は、

現実にはないと思うんですが、「もしかしたら本当にそうなのかもしれない」

と思ってしまいます。

たとえば、塀に囲まれたひみつの隠れ場所にしても、街灯にしても

結構本当かもしれないと思う内容です。

中にはすぐにフィクションだとわかるものもあるんですけどね。

現実と空想がごちゃ混ぜになる感覚が心地いいです。

本当かどうかはどうでもよくて、そこまでもっともらしい理由を考えられるのがすごいなあと感心させられますよ。

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まとめ

「二匹目の金魚」を読むと、もしかしたら自分の家の近所にも不思議な場所があるかもしれないと思えます。

ノスタルジックな雰囲気に浸りたい人におすすめの漫画ですね。

「二匹目の金魚」ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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